第11話 ゲス男

奴は私がずっと飼っているわんこに嫌われている。


奴は私と結婚した当初、わんこが甘えてじゃれた時にうるせーんだよとキックした。

3キロしかない子にそのキック、、私はすぐ抱きかかえ

必死でごめんね痛かったねとずっと撫でていた。

涙が止まらなかった。

「なんて事するのよ」

「軽く蹴っただけじゃねーかよ」


ほんとにゲス男


2年経った今は

「この子はほんとに可愛いなあ この子のためには何をしてもいい」

と言うようになった。

でもやられたことは私もこの子も一生忘れないよ。

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