第5話 つまらない結婚生活の始まり始まり〜

私と奴は(奴とはヒロのこと もう名前でも呼びたくないのでこれからは奴と言う)

結婚生活を始めた。

生活拠点は2箇所だ。東京と関東地方のある場所。

私は東京。奴は地方。

なぜかというと奴は東京の不動産賃貸業の他に訪問販売を地方でしていたのだ。

東京にも家があるので数ヶ月に一度は帰ってきてたようだ。

結婚してからとにかく東京も地方も私がついていかなくてはいけないという。

最初は言うことを聞いてずっと一緒にいた。

1ヶ月間やってみた。


奴はとにかく全てに細かい。私が買い物に行って帰ってくるとレシートを出せという。出すとなんでこれ買うの?必要?


必要だから買ってるんだけど。というと

誰の金だと思ってんだよ。俺はいらねーんだよ。

と大きな声でブチ切れる。


ジムに行こうとすると何時に帰るのか 飯はあるのか。

いやいや、一日いないわけじゃないのに1時間に10回以上も電話をかけてくる。

面倒くさくて出ないと100回かけてくる。


異常だ・・・


緊急で地方に言ってしまうことが何回かあった。

その時は奴がいなくて本当に幸せだと思った。


いない間に友達とランチの約束をした。

前日に奴は地方に行ったのできっと帰るのは明後日。るんるん♪

化粧をし、家をでて銀座に向かう途中で奴から電話があった。

「今どこ?」

奴も知っている同級生4人と会うので

「4人で今からランチだよ♪」と言った


「てめー何やってんだよ!ふざけんじゃねーよ。俺が働いてんのにランチ?は?

帰れよ!!!この電話切るんじゃねーよ。帰るまで話してるからな。」


背筋が凍った。何これ。後もう少しでみんなと待ち合わせしてる店に着くところなのに。みんなは私のお祝いしてくれるって言ってくれてるのに。


そう思ってるのに電話口では

「てめー、聞いてんのかよ。黙ってんじゃねーよ」と怒鳴りまくってる。


もういいや

電話を切った。

そして店に入ってみんなと会った。

みんなは楽しそうにしていて、、でも私は何度もブルブル携帯が鳴ってることにドキドキして話す内容も頭に入らず、、結局、ごめん、急用ができて、、、と途中で帰った。


帰る途中奴に電話をして謝った。ごめんねと。

なんでごめんねって言うのか。

自分でもわからず謝った。



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