四話 恋心

「はい、じゃあ、二人組でキャッチボールしてください。」


姫……は居ないから…。


「花乃ちゃん‼︎うちらとやろ!」


「ありがとう。はるちゃん。」


4日経ったけど姫は学校に来てない。LINEも『元気?』って送ったら『うん』って一言だけだし。


キス…のせいだよね。少し温かくて、柔らかい唇がほっぺにあたって…。驚いたけど、ちょっと幸せだった。


「花乃ちゃーん!投げるよ!!」


「あ、うん!」


私は多分、姫のことが好きなんだ。あの時起きてたけど寝てるふりをしてた。姫の視線が恥ずかしいのに心地良いから。でも、姫って多分好きな人いるんだよな…。キスって好きな人にするもんだよね。って私!?

そんな、まさか…。


「は、はるちゃん!キスって誰にするの?」


質問して少し恥ずかしくなった。


「え、花乃ちゃん!?まあ、好きな人とかじゃない?」


やっぱ、そう言うこと?


「あとは、身体目当ての相手とか?」


「は!?」


「最近ぼーっとしてるけど大丈夫?」


「う…ん」

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月ノ姫がJKに恋した話 白薔薇あいす @aisukuriimuaisu

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