第二話 警備員の恐怖

大きなビルの警備員の話である。


いつものように彼が高層階を夜間巡回していると、目の前を人の影が横切った。


いや失礼、横切ったのでなく、上から下へと落下していったのだ。


警備員は心中、えらい事になったと思いつつ、急いで下へ行くと誰もいない。


下のアスファルトの広場には誰の姿もないのだ。


良かった。錯覚だと思い胸を撫で下ろした瞬間、彼めがけて人が降ってきた。





              END

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