リワード獲得の為の丁度良いカクヨムライフ

ウゴカッタン

カクのとヨムのを両立させるには?

 たとえばあなたの作品が1万5000作品あって、それぞれ7000字以上ある場合、それぞれの文章をわたしが読むとします、するとあなたは15000PVを得ることが出来て、カクヨムロイヤルティプログラムに入ってるとアドスコアというものに換算されるそうです。 で、アドスコアは広告表示PV一回につき、既定の文章量があれば最高4ポイント入り、下限は小数点くらいまであるという具合で、たぶん七千字あれば4ポイントくらい入ると考えています。 で、どうなるかですが、アドスコアがPV1回につき4ポイントで15000PVあるなら6万アドスコアです。

 さて、リワードの話をしておきましょうか、アドスコア20程度でリワードは1ポイント確定するので、6万/20で3000リワードがあなたに入ります。

 そして3000リワードは換金できる数値なので、あなたは3000円を振り込み手数料を払って手に入れてめでたしめでたし。


 これが大体の話の筋なのですが、何か無理ゲーのように感じませんか?


 そうです、まず1万5000作品を書いて、それぞれ7000字の作品に仕立てること自体が無理ゲーなのです、これ、出来た人は多分いません、理由を教えますね。


 ☆まず文章量が無理ゲー

15000*7000っていくらでしょうか?15000000*7です1500万かける7

答えは1億500万字になります! おめでとうございます!

毎日一万字書いても1万500日かかる計算になります!


 ☆読むほうも無理ゲー

15000の作品、7000字を読むって仮に1作品10秒で流し読みしたとしましょう、すると15万秒掛かります、15万秒を60で割ると?

2500分になります、2500分をさらに60で割ると?

41時間くらいになりました!

馬鹿! たかだか3000円を誰かにあげるだけで41時間も読む阿呆がどこにいるというんじゃ! これは大損じゃ! こんな無理ゲーやるわけが無かろう!


そして、カクヨムリワードは一年経つと一年前に確定したリワードから雲散霧消、消えてしまうので、実質10カ月くらいで1億500万字書かないとダメになります!

おめでとうございます! ロイヤルティプログラムでお金を受け取るのは糞ほど大変だと知ることが出来ましたね!


 え? そもそも一人しか読者がいないとかありえなくない? って?

いやいや馬鹿言っちゃいけませんよ、何の当てもコネクションもない人間はですね、大体、0PVが基本です、1PVあるのは読者の情けなのです。


 じゃあ読者を増やせばいいって? 君! 偉い! 頭いいね!

確かに自分の作品を定期的に読んでくれる読者がいればいるだけ、執筆する量を減らせるから無理ゲーじゃなくなるかもだね! でもねごめんね!

カクヨムにはそんなに読む専の人いねえから!

大体、書くのと読む側でフィフティフィフティだから! 五分五分だから! つまり全然読む人いねえじゃんか! え? じゃあ自主企画でがっぽり読者を稼げばいいんじゃないかって?

 ごめんな、基本あの自主企画って読み合いなんだ、つまり相手の作品も読まなきゃならないんだ、すげえ大変だよねそれって。


 さてあなたに固定の読者が五人いたらどうなるかの話をします、書かなければならない作品の数が3000作品になります、これは単純計算で2100万字かければだいじょうぶになりますよ、いやそれも無理ゲーだわ、一日一万字書けたとしても2100日、執筆に五年以上かかる計算ですね。


 じゃああなたに固定の読者が30人いたら変わるでしょうか? 当然ですよね、ごにんの固定読者層が30人いれば怖くないですよ、15000作品を30で割れば!

たったの500作品描けばヴィクトリーです! え? 500作品で何字くらいなのかって? 350万字です地獄じゃないですかね? だってこれだけ読者がいても一日一万字を一年続けないと3000円しかもらえないんですよ、いやもらえないかもしれないんですよ。


 だったらもういっそのこと固定の100人の読者がいるって妄想してみるとどうでしょうかね! 150作品で済みますよ、七千文字かける150作品と考えるとどうでしょうか? 105万字ですよ! ってばかやろう! 105万字かいて3000円って馬鹿野郎! てめえ105万字あったら五冊以上の文庫本がだせらあ! 105日間、毎日のように一万字書けっつうんか馬鹿もんが! え? それを三回繰り返したら9000円もらえるじゃないかって? あほぬかせ! 年収9000円の作家がどこの業界におるっつうんじゃ!


 頑張りに頑張ってまあ、固定読者300人いるってことでいいんじゃないかな? そしたら50作品描くだけでオッケーならかなり幸福なんじゃないかな? え? 35万字書くなら一冊本だした方がましだって? その通りです、あなたの言う通りです、そろそろ分かったと思いますけど、固定読者300人っていうのは要するにカクヨム界隈の比率で言えば一人の作家に300人の読専が居て初めて成り立つ数字です、当然、そんなに読み専がいるわけないです、つまりこれは嘘八百というわけになりまするな。 そして仮に年間50作品書いても3000円としてですね、一日一万字書いて、35万字で3000円なら315日継続すれば一年で2万7千円もらえます! クソが!

ファッキンだぜ! 一冊本出せる以上に書いてるやつが9倍努力したら9冊出せるわボケ! 分かったと思うが、カクヨムリワードで食える作家は恐らく、いないですね。


 え? 固定読者が千人いればオッケーなんじゃないって? きみ、きみってやつは頭いいね! もし固定読者が千人なら、15作品書くだけで3000円もらえるよ! ちなみに文字数にすると10万5000字、うん、まだ一冊も書いてないのにこの数字は凄いんじゃないかな? 一日一万字としたら? 十日と半日で3000円もらえるから、仮に315日書き続けたなら? 年間9万円だよ! これはすごいお年玉! って馬鹿野郎が! 10万5000字を30倍書く馬鹿があるか!


 じゃあまあ三千人いれば大丈夫になるんじゃないか、5作品書けばすごいぞ、たった五作品だけで3000円もらえるぞ、3万5000字書くだけで3000円だぞ! って馬鹿あほ間抜け! 12文字書いて一円しかもらえない仕事で喜んでんじゃあないぞ馬鹿野郎が! 400字詰め原稿用紙一枚で何円の仕事だと思う?  33円だ! それで食ってける馬鹿がどこの界隈にいるっていうんじゃい! 人間は頑張っても一分間に60字しかタイピングで書けないんだぞ! 3600秒が一時間なら、時給は297円じゃ! 最低賃金より低い労働単価で働かされる馬鹿がどこにおるんじゃ! 就労継続支援b型で働いてるのよりもハードワークで全然稼げないとか馬鹿! 馬鹿野郎! こんなシステム誰が作った! 3000人じゃちっとも儲からんわ!


 うん、もうこれ一万五千人の固定読者がいるって設定の方がいいのかもしれないね、そうしたら七千字書いただけでリワード換金3000円もらえますよ、でもなあ、それでやっと時給換算で1500円なんだよなあ、もう作家やめて違う仕事で稼いだ方が良いと思うの、さすがにそれはね。


 というわけでご理解いただけたであろうか? カクヨムリワード、ロイヤルティプログラムはね、カクヨム作家を食わせるのに十分な仕組みじゃないってことが分かったでしょう? なのでこれはもう、ほとんど価値が無いんですよ、どれだけのフォロワーが居たとしてもそのうちの何人が読み専ですか? あなたのSNSのフォロワーが一万五千人いたとしても、そのうちの何人があなたの作品を読みますか?

 それを考えたら割り出せる答えは簡単です!

カクヨムのリワードで稼ぐよりも別の方法を探した方がマシ!

というかバイトしたほうが効率よくお金が入る!

なので君は間違ってもカクヨムリワードでお金を得ようとなど考えないことです!


さて、私事がかなり続きましたが、ここでちょっと適当なデータを出力したいと思います。

1万5千話描いて1億500万文字やれば一人しかこていどくしゃがいなくても、3000リワード換金できるって、話をしましたが、そもそも一人一人が1億500万字もやったらカクヨムはさすがにデータ量が多すぎて爆死します。

実際、僕が7億字近くプログラム小説に書かせましたら、さすがに1GBに到達する文章を書かれると、カクヨム側もそれはもう公開停止処分というわけでありました。


 なので150MB相当の文字列である、1万5000短編作品を全ての作家がぶち上げたら、ですね、カクヨムも容量重すぎるから面倒くさいし、そんなの作家に望んでないとかになると思います、実際読者も一億文字も読みたくありません。


 なのでカクヨムライフプランですけど、一人一冊がベストです。

あなたがお気に入りの一冊を獲得するために書いていきましょう、それ以上は望まないことです。 間違っても一億文字も書いてはいけません、誰も読むことが出来ないですし、物理書籍化するのも難しい分量ですから。


 願わくば、あなたが二十万字一冊くらいで執筆を終えて、一冊手に入れられて安堵がもたらされることを私はのぞんでおります。 実際それくらいがベストだと僕は思ってます。 それ以上はもう地獄です。 地獄にわざわざ突っ込む必要は無いのですよ。


 さて残り3300字くらいになりました、ここからはただひたすら文字列をかきつづりますか、まあ僕がここまでカクヨムロイヤルティプログラムに固執する理由ですが、はっきり言うと、物書きがもうけて生きるなんてのは夢のまた夢なんですよね、広告料ってやつを考えたとしてもどれだけやっても物書きは作家は、自力で生きていけない弱い生き物です、ただ単純に、出版社がスタッフと人件費をさいてくれるから、作家というものが一応は体裁保って描き続けられますけど、時代が時代ならただの文字列をいじるだけのワナビーです、作家という生き物は、実際、作家業が食えるなんてのは夢のまた夢だと全ての人が大体把握しています。

 結局のところ強い所が生き残る、弱肉強食です、その中でとりあえず面白いことをしてくれればいいやってやるのが人間のめんどうくさいところですが、文芸で人を楽しませるのってかなり無理ゲーですよ、漫画で楽しませるのも同様に難しいです。

 何にしても本というでっかいものを相手にあてがって延々と自己満足の匍匐前進を続けたところで、その頑張りはたして意味のあるものなのでしょうか? 常に考えたいところですよね、私たちはどれだけ頑張って小説を書いても、日記を書いても、そいつで食えるようには出来てません、私たちは物書きだけで生きるのが難しい存在なので、ちゃんと生きようと思ったら、絶対に他の仕事を持たないとやっていけません。 作家に還元するとか作家を助けるプログラムとかの大半は嘘になります。 だってそうですよ、作家ってあれば少し助かる程度で、実際はそこまで必要とされてません、本当いうと、作家業でもっとも必要なのは全ての物事と自分の描いてる物を接続できることです。

 何から引用して、何から言葉を読み解いて、どういった言葉を紡ぎ、自分の書き方の再現性を残そうと思ったか、それが割と大事なところであり、作品の手筋というものが残った作品ほど読者にも作家にも優しい作品となります。

 そうなんですよね、本ってのはこの本を読んでこの本を書いた、この本から引用したイメージでこの本を書いた、という繰り返しの積み重ねで出来ていってつながるのが望ましくって、一人の人間の度外視された戯言で綴られた一冊というのは読みにくいんですよ、それは日記でいいんじゃないかなって思うこともあるわけです。

 実際、僕の文章はつらつらと何かを話してるようではありますけど、歴史について語ったわけでなければ、科学に関して造詣が深いわけではない、つまり大雑把な言葉の羅列が文章を構成しているわけです、だとしたら、どうしますか?

 私たちはもっと本と本をつなげて、この本から引用してあの本から引用してって言葉を残していって、次々と本をリンクさせて連携していくのが良いのではないでしょうか? 最後に何を読んで何を書こうと思い、何をつなげたか、それだけが残る日々の方が絶対優しくなれるはずですよ、今よりも、さてどんどん書いてまいりましょう、もう残り時間も少なくなってまいりました!

 本ってのは実際の所、色んな人が色んなものに触れていくことで詳しくなっていく流れを描いたものです、そのため、はじめはほぼほぼ無知な状態ですが、色んな本を読むことでどんどんと次の本が描けるようになり、一つ本を読めば次の本が出来る、という連続性と再現性を担保にして執筆活動は続きます、その連綿と続くカクヨムという運動が人間のチカラの源でありますから、そう考えれば、皆がそういった流れを汲んで書くやり方を貯蓄していく必要があります。 資料の数が膨大になることもありますし、実際、資料が無きゃ書けないって人もかなりの量居ると思ってますから、人間の未来で待ってるものというとどんどんと描いて描いて書いて、書き連ねて、その結果として何かでかいものが出来て最終的に色んな人と繋がっていくという楽しみこそがファイトリバティではありませんか? 戦う理由ではありませんか? 僕はそう思っております。


 本というものは引用して次の本を作るためにあります、このため、沢山の本を資料として使って、一冊を作りましょう、十冊の本から一冊の本を作れば、それは十冊の本をまとめた一冊の力ある本になります、百冊の本から一冊の本を作れば、それは百冊の本の魔力がこもった一冊のグリモア、魔法書になります、それこそがすべての人に望まれた態度というものです、要するにもっと本をぶち込んで書いてみてください、いま作品を書いてるあなたも、これから作品を書くあなたも、個人的なもれだすマグマだけでなく、自分が読んできた本の流れというものを設けて、それを一冊にしてみてください、そうやって作家は本を読み本を書く生き物です、それが出来たならいくらでも僕らはつながっていけるし、本の世界でリンクして同じ視界を共有出来たも同然です、これからの歴史というのはどれだけ世界観を共有出来るかにかかっています。 ヴィジョンの共有こそが作品の主体的なものになっていくでしょう、ですから僕も君も文字列の中からきちんと原典を見出すことが出来るやり方をしましょう、辞典や図鑑が沢山の本を引用して出来ているように僕と君も沢山の本を引用することで凄い一冊を作り上げる人になりましょう。 それが恐らく僕らに残された態度というやつであります。 僕がこれから心掛けたいことも大体、そういった具合になりますから、この先ファイトリバティが尽きずとも、自然と描いていける未来を共有しましょう、そうしましょう。


 さてまた同じような文面になってしまったな、でもまああんま後悔はしていません、だってそうですよ、あと千字書けば七千字に到達するのですから、何となく描き始めたことも七千字書いてやるぜやるぜってするとその勢いでぐーぱーしながらやったぜゴールだぜリバティだぜって決め込むことが可能なんだって思うとすげえすげえ、満足感あると思いませんがファビュラー!


 で、本の引用の組み合わせで色々とリンクするという具合ですが、まずは手に取った一冊をイメージして書いた本を作ります、それは一話でもいいです、次にまた本の中の一説をくみ取って少し世界観を構築します、そうやって一冊一冊をはめ込みながらほんの積み木で城を作る。 本の城を作る感覚で読書と並行して本を書くんです、あなたが花の本を読む時、その花の本の世界をつらつらと色々と、どんどんと、本の世界にぶち込んでやることが出来ます。 あなたが好きな本がある時、それは他の読者にとってもヒントになります、そうやって手筋を確実に残して組み合わせて書くことは物書きのルールみたいなものなのです。 引用した符号はすべて元ある本の場所に帰っていく、まあ引用すること自体が徴兵して兵士として育て上げるということに近いわけでして、そういう教練を終えて、第一線で戦い抜いた文章たちを最後には本棚に返してあげる、そういった優しさが作家にあることで初めて本は成立しますし、そうやって本を育てて、自分の技量を高め続けることは実をいうと自分一人だけで悶々と文章を書いてる時より何倍もアグレッシブでかつ、沢山の物語と繋がっていく自分をイメージできますから。


 まずは本を読むのが難しいなって思った人は短い本から始めましょう、そこからが始まりになります。 そういったこういった繰り返しの中で取材をしたり、徐々に元の作家さんと同じように色んな本以外の資料を現実から得ていって、色んな物事に首を突っ込むようになれたら、その時こそヴィクトリーの瞬間であります。


 では、カクヨムで生きるよりも、あなたの作家業をより豊かにするためのライフハック、他作者さまの本を引用しまくって、一冊のグリモアを仕上げることで、再現性のある作家業を心がけてください、再現性のあることは弟子にも出来ることですし、一人の教祖みたいなのが居なくても、作家という凡夫が成し遂げることのできる手わざとなれば、幸いであります。 ではでは今日も長くまで付き合っていただきありがとうございました。 作家というものは本を読むことでその本の言葉を自由に使って執筆できる生き物なのです。 二次創作とか一時創作とかいいますけど、まあ素直に自分が好きなものを認めることから、作品作りが始まると考えれば、こんなに嬉しいことは無いでしょう、ではご傾聴ありがとうございました。

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