第29話 お勉強中

なろうの「落選作品」で公開されているものを少し勉強させていただいております。

個人的には、力作を無料で公開する必要はないのではないかとも思いますが…作者様が良いと言うなら。


私は、個人作品については、あまり良い悪い言わないほうです。なぜなら悪いところというのもその人の個性であって、その個性に評価をつけてはいけないと考えるからです。

むしろ、商業作品については一人の読者として相当厳しく見ます。


そのうえで、読ませていただくと…

うーん、これがなんでいけないのでしょう???と、思ったり。

文章がハチャメチャで話も矛盾ばかりとかならともかく、むしろ文章は上手い。


なぜなんだ…


強いて言うなら、

・商業(の人気作品)の文体とは違う

・やろうと思えば大体同じ内容を短くまとめられそう(※エピソードを削れとゆう事ではなく、より短い表現で同じエピソードを書ける可能性)

・これは他とは違う!…という独自性までは見られない(※商業作品のほとんどもそうだと私は思ってますが…)


なので、大賞を選ぶ前提で選別をしていくなら、例えばですけど、逆にそれらの要素が入っている作品を残して、…という事なのでしょうか…


ぶっちゃけ、仮に同人誌の形になっていて、即売会で目の前で売っていたら、財布が許す限り、私だったら買います。

名前は挙げませんが、一次創作の同人誌としては十分価値のある作品だと私は思いました。

もちろん、ページ数に対して値段がやたら高いとか(例えば活字30頁で1000円)、やったらと宣伝しまくってるとかだと話は変わるかもしれませんが…(同人サークルでも、過度に宣伝活動をしている所は商業同様だと思っています…)


ところで、感想書くなら本人の作品に書いたらどうだという話もありますが、

じつに、書きにくい環境となっております。

コメントを書き込めば、それもその場に公開されます。

これもおかしな話で、確かに作家がファンレターを公開するという事もありますが、あれはサービスみたいなもので、本当は応援や感想などは公開されるものではありません。おかしいです。

それと、批判を書き込むとどうしても荒らしになってしまいます。

かといって、心にもないベタ誉めだけの感想を送るのも嫌です。


もっと限定されたコミュニティが存在すれば、一番いいと思います。

本人限定か、限定された人達の間でお互いにいい所・悪い所を指摘し合うのは有意義なはずです。こちらから良い所そうでない所率直に言う代わりにこちらもそうして貰うというのであればお互いにプラスだと思います。

しかし、それが一般の不特定多数に公開される意味が全く分かりません。

本当は感想の一つも送りたいところを、なんかそれがやりにくい環境になっています。


友達との電話やメールのやり取りの内容を、クラスや部署全体にばらまきたいですか?

そう聞かれたら、私は、「嫌です」と答えます…。


感想を貰えるかどうか自体が評価になるというのも、そもそも賛同しかねる機能だと思います。

そういうつもりで感想を送りたいのではないのです。

ランキングなんてものは私は不要だと思っているので、それに加担する事自体、進んでやりたいとは思いません。同人誌だったら買うというのと、その事は全く別問題と考えています。同人誌の場合、買えばその1冊は私のものになりますよね。作品の良さというものもあるけれど、自分のものになるという事にもお金を払う価値が当然込められています。(当然無断転載はしないなどのルールを守ったうえで。)

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