第4話 始業式

ピピピ ピピピ

俺のタイマーが鳴っている

「んー!」

俺は、寝ぼけながら、なんとかスイッチを

押した。

「zzz」

あれ?スヤスヤ誰かが眠っている音がする

それにさっきからやけに体が重たい


俺は、意を決して自分の体に乗ってる

布団をまくりあげた。

「まだ、夜だよーzzz」

うわー!

晴野先輩だ、いつの間に

俺「ちょっと先輩起きてください!」

こんなところを見られたら、いろんな意味で

ただでは、すまない


ガチャ、ドアノブの音がした

春坂「どうしたのー?」

春坂「、、、」

時が止まった、あと俺の思考回路も

晴野「もう少しー」

春坂「ギャー!」

俺「落ち着いてー!」

そして五分後俺たちは、仲良く食卓を囲んでいた。

青矢「まあ、高校生なんだし仕方ない部分

  もあるかもしれないね」

晴野「全くだよ!」

俺「つーか、先輩なんで、俺の布団で寝てたんですか!」

晴野「いや、無意識というかなんというか」

晴野「神井くんこそ!私が寝てる間に自分のベッドに私を連れ込んだんじゃないの?」


まじでなにを言い出すんだこの人は、

春坂「んー!」

春坂さんが顔を真っ赤にしてこちらを睨んでいる。すごく可愛い、

青矢「取りあえず、次から寝るときは、みんな部屋に鍵をかけるとかは?」

春坂「確かに」

晴野「それだと春坂さんが神井くんの所にいけなくな、、、

春坂「なに言ってるんですか!」

珍しく春坂が大きい声で反論した

それから、食器を片付けて、俺と春坂は、

先に学校に行くことにした


なんというか、まだ警戒されているような

そうだ、話をして仲良くなれば、

俺「いやー、初日からいろいろあったな」

春坂「狼」

春坂がボソッと呟いた

俺「それは、誤解だって!」

春坂「クスッ」

春坂が笑ってくれた

春坂「これから面白くなりそうだね」

俺「ああ、大変そうだけど」


そして気がつけば俺らの目の前には、赤くて高級感のある学校の門がそびえ立っていた

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この世界は、神の偶然か民の奇跡か kuroisyounen @kuroisyounen

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