第22話

 保護者を気取って僕に頭を下げさせた。


「フフ……」アリスは満面の笑みを浮かべた。


「あのなァ……😓💦」

 誰目線だよ。僕の親か。お前は。



「平気よ。チン太なら私が可愛がって上げるわァ……✨😘✨💕」

 アリスは、明るくキスしそうなほど顔を近づけた。



「ううゥ……😳💦」

 ほんの少し唇を尖らせれば憧れのアリスとキスが出来る。

 

 なのに軟弱でヘタレな僕は反射的に、ってけてしまった。



ヒメには悪いけど……

 俺、これからオヤジから大事な用があるッて連絡がきたんで、おいとまさせて戴きます」

 アキラは腕時計を見て会釈した。









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