第21話

「バカなのか。お前は!!

 いちいち僕の股間を握ってくるな」

 まったくコイツには羞恥心しゅうちしんがないのか。



「良いだろう。ケチケチするなよ。みんなのチン太じゃン✨😜✨」

 まるで、自分のモノだと言うような口ぶりだ。


 

「だから、チン太じゃないッてェ……!!

 真太郎だよ!!」

 絶対、アキラは僕のことをバカにしている。



「と、言うことでヒメェ✨🤭✨

 コイツの【筆下ろし】、宜しくお願いしますよォ〜」

 また保護者を気取って僕の後頭部を押し、無理やり頭を下げさせた。


「フフ……✨🤗✨」

 アリスは満面の笑みを浮かべた。




 





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