#05 同棲への道③


「どうしてこうなったんだ……」


起きた時、隣にいたのは雪華だった。


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さかのぼること2分前、部屋に案内されてからすぐ寝てしまった俺のベッドに、俺のわきで爆睡している少女がいた。


やばい寝顔が可愛すぎる。


そして、我に返った。

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「なんでこんなところにいるんだよ!!起きろぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」


「ふわぁぁぁぁぁ……あと5ふんだk……くーーくーー」


「さっさと お き ろ!!」

布団をはがしてベットの上から引きずり落した。


「なによ。私に逆らうの?逆らうんだったらどうなるかわかっているわよね。ピーするかピーするわよ!!」


雪華さんは盛大に寝ぼけているようです。

でも、かわいいな。ダボっとしたパジャマにぼさっとした髪の毛。悪くない。


「って、あれ?なんであなたがここにいるの。ここ私の部屋でしょ。まさか、あなた夜這いをかけに来たの?このヘンタイ。」


あっれれぇぇぇ?なんか寝ぼけて変なこと言い始めたぞ?


「ここ俺のベッド!! 君のほうこそ俺に夜這いをかけに来たんだろう。」


「違うわよ‼ ここは私のへ.......や......? てへぺろ☆」


「てへぺろ☆じゃなあああああいい」


確かにかわいいけどさ。キュンってきちゃったけどさ。


「さっさと自分の部屋に戻れぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」


「はーーーーい」


こうして、モーニングハプニングイベントは終わった。

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幼馴染に振られ親にも見放されたけど、日本一のお嬢様に拾われて社長になって幸せに暮らします 瀬田川宇治川淀川 @stgawaujigawayodogawa

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