人間の負の感情と、灼けつくような太陽。混ざり合い、海の底に溶けていく。

海で親友に泳ぎを教えようとしていた主人公。
あくまでも正当な行為のはずだった。
その瞬間。主人公の意識を奪ったのは何か。
衝撃的な瞬間を飲み込んで。海を漂うボートは、ひとり彷徨う主人公の感情はどこへ向かうのか。

海と太陽、人の心情がうつろう様が表現豊かに描写されます。
様々な深い余韻を残す短編です。