第23話 魔力適正陣営 聖剣の間

中立都市アルカナから西に進んだ所に位置するのが魔力適正陣営の砦である。

要塞の様な外観で魔法などの攻撃をうけないつくりとなっている。

その中の宮殿で、

(ギャバン) 「任務が終わった。偵察してきたがやはり戦争になるかもしれん。」

(剣王 ライカ) 「お疲れ様。ギャバン、クリス。やはり戦争は避けられぬか。」

(クリス) 「剣王様聞いてください。永劫学園入学テストにて素晴らしい存在を見つけたのです!」

(ギャバン) 「クリス!剣王の前だぞ。しっかりとした態度で話せ!」

(剣王 ライカ) 「まぁまぁ、ギャバンはかたいんだよ。気にせず話してくれクリス。」

(ギャバン) 「そんなお前こそ、剣王なんだからしっかりしたらどうだ!」

(剣王 ライカ) 「はいはい、お説教は後で聞くから!それより話してくれ、どんな奴だった?」

(クリス 心) 「この2人は幼馴染なんだよな。」

(クリス) 「はい!その少年は入学テストの適正技術試験で講師のガウェインを圧倒する剣技をみせたのです!そのものは東の国からきたもので刀を所持していました。そして、光属性魔法の力も感じました。私の聖剣エクスカイナがその光に同調したのです!」

(剣王 ライカ) 「それは本当か!聖剣が同調する魔法能力。やっと現れたか聖剣第1項候補が。しかし、刀を帯刀しているか...。」

(クリス) 「なにかあるんでしょうか、刀を所持しているのと?」

(ギャバン) 「クリス、刀と剣は戦い方がまったく変わってくるのだ。あやつがもし仮に聖剣第1項の候補だったとしても戦い方に制限が生まれ、苦労するかもしれんのだ。ライカはそこを懸念している。」

(剣王 ライカ) 「ギャバンの言う通りだ。大事なピースであることは間違いないが。それに、そのものはまだ15歳なんだろ?もし、聖剣が抜かれそれを相手国にしれ渡れば。15歳の彼にはにがおもすぎる。」

(ギャバン) 「たしかにそうだが、聖剣第1項の情報は相手にもう知れているかもしれんのだぞ。まだ聖剣使いが6人というのが相手国に知られていれば確実に戦争はおきる。偵察して、戦争が起きるかもしれないというこの状況でそれを阻止するにも彼にはここに足を運んでもらうしか方法はないのでないか。戦争をしたくないお前からすると。」

(剣王 ライカ) 「確かにそうなのだが...。聖剣第1項が抜かれそれ知れば確実に賢王アルテミスが前線にくる。彼をその的にはいれたくはないんだ。それに俺は望んでいないからな戦争というものを。」

(クリス) 「お二人共!とりあえず彼を連れてくる前に僕が話をつけますからそれを元に話を進めるのはどうですかね?戦いは遅かれ早かれやってくるこの状況で話を後にするのは時間が勿体ないかと。」

(剣王 ライカ) 「確かにそうだな。よし、クリスお前に任せる。魔法陣営に彼を渡すな。多分彼らも同じことをするに違いない。ギャバン、クリス!任務を命じる。その東の国の少年をこの宮殿に連れてきて欲しい。頼む。」

(ギャバン クリス) 「了解。」


魔力適正陣営は聖剣候補と思われる少年をこちら側に組みするような話をしていた。果たして少年は聖剣候補なのか。

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