第1話 東の国

魔法適正持ちが優位にいる世界でひとつ孤立した国がある。これが東の国。

戦争を好まずどちらにもかたいれしない国として有名で独自の文化を形成している。

人間族の大陸アルテマでは剣などの大型の武器や弓、斧、杖などが一般的だが東の国では刀というのが主流となっている。

扱いは難しく刃が片側にしかついていないため他の国では使うことは愚か、好まないのもある為使えない武器として話が回っているらしい...。


(??) 「海斗、今日はここまでにしよう。まだまだ鍛錬が足りぬの」

(海斗) 「じーちゃん今日もありがとう!いやー1本しかとれなかった、さすがじーちゃんだ!」

(??) 「じーちゃんではなく師匠と呼べとなんどいったらわかるんじゃ!」

(海斗) 「うわー、師匠が怒ったやべやべ!逃げろ!!」

東の国の山奥で2人の師弟が今日も修行に明け暮れている。

海斗は生まれてから両親を失っているため、身寄りのない子供だったがその時に今の師匠に拾われた。

それからずっと山奥で師匠と一緒に暮らしている。


じーちゃんは強い。俺が6歳の頃から修行をつけてもらっているが未だにそこが見えない。じーちゃんは刀の鍛錬で流派を見してくれるが俺はまだ中伝までが限界だ。どうしたら押すことができるのだろう。

そう考える海斗はまだ10歳だった。


(じーちゃん) 「海斗、お前はまだ10歳じゃ、急ぐことはない 日々鍛錬をつめば儂の教える神創神明流はかならずマスターできる。だから生き急ぐな。お前の父のようには…」

(海斗) 「やべ、寝てたからじーちゃんが大事な話してたような気がするけど全然覚えてないや。明日にでも聞こうかな。お休みじーちゃん。」


そして歯車が動き出すのは4年後の海斗が14歳になった所から始まる。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る