Appleは守銭奴であって守銭奴ではない

最近思うのは、物事を0か1、白か黒で極端にとらえる人が多すぎるってこと。

すべては度合いの問題だと、私は思う。


ことの発端は、Appleに対する小規模ゲームデベロッパー+大企業エピックの訴え。

アップルは、売り場を提供してるだけなのに手数料とりすぎ

ゲーム内で自分たちが直接課金したいという訴訟から始まった。


ヨーロッパでは独占を良しとしない向きが強く、30パーセント以上もアップルが手数料を取るのが気にいらないのだ。まあもちっと安くしてあげてもいいんじゃないかとか、殿様商売だなとは思う。

しかし、しかしですよ。


iPhoneのゲームなんて基本無料のゲームが多じゃないですか。ゲーム内課金のロイヤリティがAppleに行かなかったら、Appleはデベロッパーに無償でアップルストアを使わせることになるんですが?


そしてこれはAppleに限ったことでなく、Googleplayにも、Steamにも当てはまるんですが? ゲームの配信を担ってる会社は、ただ単にサーバにゲームデータを置いてるだけじゃなく、宣伝イベントやコミュニティの管理もしている。さらにチート対策に協力したり、プレイヤーが買ったゲームを気に入らなかったら一定時間内なら交換のサービス(Steam)などもやっていたり。それらのサービスを無料でしろと?


たとえていうなればね、

空調照明や空調、宣伝、完備で駅直結の百貨店に無料で出店できますかね?

莫大なトラフィックの保守管理を、クラウドサービス会社が無料でやりますか?

うちのネット、一定以上の容量使うと値段上がるよ?速度遅くなったりとか。


訴えた側のエピック社、実は近年ゲームの販売を始めまして、自社の販売サービスにデベロッパーや客を呼ぶのにあの手この手を使っています。開発会社にゲーム制作費を提供したり、プレイヤーにはただでゲームを提供したり。下心が見え見えよー。


ゲーム流通ルートを自分が牛耳りたいエピック(親会社テンセント)

 VS 

殿様商売でiPhoneゲームの流通をすべて握っているアップルストア


あまりどちらも感じがよろしくないのは確か。





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