文章は力なり

現代人が異世界へ転生するのがセオリーですが、これは異世界の住人がこちら側。つまり、現代へやってくる逆パターンのお話。舞台が現実世界寄りなので、内容がスッと入ってきやすいです。あと、何より凄まじいのは作者様の文章〝力〟。文法の使い方だとか、文章構成がどうとかそういう次元の話ではなく、文面から滲み出る力強さ。最初からクライマックス状態。例えるなら、読み始めた瞬間に胸ぐらを掴まれ、そのまま引きずられるかのような圧倒的なパワー。強引ささえ感じる作品でした。

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