第4話 雑木林のお化け

 銀子が連れ去られて、二週間が経った。銀子のご家族と警察は、公開捜査に踏み切った。それは、めぼしい手がかりが見つかっていないことを匂わせた。

僕は、落ち着かぬ毎日を送っていた。頭の中には、常に銀子がいた。いたけれど、僕は何も出来なかった。すべきことが、何も思いつかなかった。僕は大学入試に落ちた受験生みたいに、下を向いて日々を暮らした。だが、変化は確実に始まっていた。僕は。それに気がつかなかった。

 学校から帰ると、僕は自分の部屋に飛び込む。大急ぎで私服に着替え、すぐに家を飛び出す。そんなに急がなくても、17時からのバイトには間に合った。でも僕は、この家が嫌だった。この家に、僕の味方はいなかった。一秒でも早く、家から立ち去りたかった。

 高校を卒業したら、アメリカに渡るつもりだ。何か、あてがあるわけじゃない。でも父と母、そして姉のいない場所に行きたかった。この重苦しい、精神的な拷問のような家から、脱出するんだ。そのための金を、僕はバイトで貯めていた。

 僕の隣は、姉の部屋だ。ピシャリとドアの締まった姉の部屋からは、いつも音楽が流れていた。いつも洋楽で、結構なボリュームだった。僕は姉が、音楽で僕の存在を消そうとしていると解した。僕が生活の中で立てる、様々な物音。その全てが聴きたくないんだろうと。

 だが、姉が大学生になってまもなく、姉の部屋のドアが少し開いているようになった。その分、音楽がさらに大きく聴こえた。あんまり僕を、警戒しなくなったんだ。僕はそう思った。実際家には、眠る以外ほとんどいなかった。だから、気にしなくなったんだろう。僕は開いたドアに込められた、メッセージを見逃した。


 銀子がさらわれて二週間経った夜、範子さんは23時上がりだった。いつも彼女は、深夜でも自転車で家まで帰る。帰り道の途中に、こんもりとした雑木林があった。そこは急坂になっていて、雑木林は、坂に斜めに生えていた。丘の上は整地された住宅地だった。プリンにたとえれば、住宅地はシロップの上に建ち、雑木林はプリンの斜面にあった。

 とはいえ、雑木林は結構な広さがあった。野球場で言えば、四つ分くらい。その林をふたつに分けるように、細い砂利道があった。おそらく古い道で、今では通る人はほとんどいなかった。

 範子さんがそこに差し掛かったとき、珍しく軽トラックがその道へ入って行くところだった。範子さんは、なんとはなしに軽トラを見た。何か変だった。しばらくして、その理由がわかった。軽トラは、ライトを点けていなかった。

 砂利道には、もちろん外灯なんて一本もなかった。文字通り暗闇の中を、軽トラは奥へと進んだ。やがて、見えなくなった。その夜は、月が出ていた。運転手は、月明かりを頼りに走っているとしか思えなかった。

 範子さんは、自転車から降りた。そして消えた軽トラの方角を見つめた。気味悪さよりも、好奇心が勝った。エンジン音が、やがて消えた。軽トラは、雑木林を通過したのかもしれない。そう思ったとき、林の中に人影が動いた。人影は、はっきりとは見えなかった。ただ、月光と木が生む影を、不自然に裂いてうごめいた。

 こんな真夜中に、この雑木林の中を歩く人なんていない。歩いても、何も得るものはなかった。むしろ、薄気味悪いだけのはずだ。でも人影は、チラチラと見え続けた。その人は、急いではいなかった。でもどこか、目的地があるらしかった。のっしのっしと、その人は歩いた。

 範子さんはだんだん、背筋が寒くなってきた。この世のものを見ている気がしなくなった。彼女は自転車に乗り、急いで家に帰った。家に着いたらすぐ風呂に入り、湯船に浸かった。でも寒気は、なかなか去らなかった。


「私、お化けを見たの!」

 二日後に店に勤務するなり、範子さんはみんなにそう説明して回った。その日はウェイターが僕、ウェイトレスが範子さんと温子さん。厨房が、店長と郁美さんだった。それから通路の椅子には、下田さんと片野さんが来ていた。片野さんは二浪なのに、受験勉強している雰囲気がほとんどない。

「お化けだとは、思わないけど・・・」と、温子さん。

「でも、あの道を無灯火で走るって、異常ですね」と、片野さんが言った。

「あそこの地主なんじゃない?」と、店長が言った。iPadで郁美さんにそう説明すると、彼女は笑ってうなずいた。郁美さんはもう、範子さんから話を聞いていたそうだ。

「ほんっとに、怖かったんだから!あの怖さは、見ないとわからないよ!」と、強く訴える範子さん。

「範子が幻を見たんじゃないとすると、・・・」と下田さんが言った。

「幻じゃないっ!」吠える、範子さん。

「目的がわかんないよな。地主だとしても、昼間に用を済ませばいいわけだし」

「でしょ」

「真夜中に、人目を避けて、ですか」と、片野さんが言った。

「あ・・・」と、郁美さんが声を上げた。

「郁美ちゃん、どうした?」郁美さんに優しい、店長。

 郁美さんが、iPadに意見を入力した。「えっ!?」と、短く驚く店長。

「どうしたんですか?」と、下田さんが聞いた。

「郁美ちゃんがさ、その人犯人じゃないかって」と、店長が代弁した。

「犯人って?」おそらく、みんなが同時にそう聞いた。郁美さんが、iPadに入力して店長に見せた。

「犯人が、銀子をそこに埋めたんじゃないかって。バレてないか、真夜中に様子を見に来たんじゃないかって」と、店長が言った。声が少し震えていた。

「ええー・・・?!」

 声を上げたのは、範子さん一人だった。残りはみんな、その恐ろしい可能性に言葉を失った。

「あ・・・」と、郁美さんが声を上げた。彼女は、バツが悪そうだった。

「ただの思いつきだから、気にしないでって」と、店長がiPadを読み上げた。

 僕は、両目を閉じて立ち尽くしていた。僕はそのとき、雑木林を歩く人と同化していた。23時ならば、人目につかない。忍び足で、森の中を歩く。まもなく、自分がこのあいだ掘り、そして埋めた場所に到着する。大丈夫だ。辺りの様子は変わりない。誰も、ここには来ていない・・・。

 性欲のために、その人は罪を犯した。目的を果たしたあと、銀子は邪魔になった。犯行の夜か、後日に銀子を雑木林に埋める。確かにあそこなら、まず人は立ち入らない。急斜面で歩きづらいし、おまけに結構広い。遺体を隠すには、絶好の場所に思えた。

「あの、僕、明日行って来ます」

「えっ!?」範子さんと温子さんが、同時に声を上げた。

「どこへ?」と、片野さんが聞いた。

「もちろん、あの雑木林です。学校の帰りに、行ってきます」

「あ・・・」店長から僕の宣言を聞いて、郁美さんが言った。

「郁美ちゃんが、『何も、そこまでしなくても』って言ってるよ」と、店長が言った。

「もちろん、可能性はほとんどないかもしれません。でも、範子さんの話を聞いた後だと、放っておけない気がするんです」と、僕はきっぱり言った。

「あなたさ、頑固だよね。前から気がついてたけど」と言って、温子さんが笑った。彼女の笑顔が、その場の緊張感を一気にほぐした。これが、温子さんの実力だ。

 償い。そのとき僕はなぜか、そんな言葉が頭に浮かんだ。


 翌日の16時。僕は、範子さんと温子さんと雑木林の前にいた。二人は、僕に付き合ってくれたのだ。

「ねえ、どうやって調べる?」と、温子さんが聞いた。

「この広い林を、どうする?」と、範子さんが不安げに言った。

「犯人の身になって、考えましょう」と僕は言った。「この雑木林のどっかを、人が埋まるくらい穴を掘る。相当、大きな穴になります。埋め戻したら、そこは句会場所の土の色になって周りとはっきり違います」

「なるほどね」と、温子さん。

「そりゃあ、そうだね」と、範子さん。

「枯れ枝や落ち葉で、カモフラージュしているかもしれません。でもそんなことをすると、どこか不自然な枯れ枝や落ち葉になります。よく見れば、きっとわかると思います」と、僕は言った。

 範子さんと温子さんには、雨靴を用意してもらった。僕は、ハイカットのブーツだ。革靴やスニーカーだと、急な斜面は歩けない。みんなで雑木林の端に立ち、靴を履き替えた。

「始めましょう」と、僕は言った。「3m間隔で横に並んで。左右1.5mが、自分の持ち場です。じっと見て、地面の様子と土の色を見ていきましょう」

「林をまっすぐ、向こう側の端まで行くの?」と、温子さんが聞いた。

「はい」

「ヒエー。500mくらいある?」と、範子さんが始める前から泣きそうな声を出した。

「向こう側の端まで着いたら、9m横にずれて戻ってきます。僕が一番端で、木にテープを巻いていきます。テープを頼りに、くまなく見ていきましょう」

「あなたさあ、将来こういう仕事したら?」と、範子さんが少し呆れたように言った。

「警察ですか?」雑木林に分け入りながら、僕は答えた。

「うーん。そうじゃなくて、なんかすごいコマイ仕事がいいと思う」と、温子さんが笑顔で言った。

 三人で、慎重に斜面の雑木林を進んだ。あらためて、林の広さを思い知った。これは、今日で終わらないぞ。と、僕は覚悟した。それでも、いいさ。やるしかないんだ。

「きゃっ!」

 温子さんは、しょっちゅうよろけた。その度に彼女は、範子さんに抱きついた。でも範子さんは、たくましかった。性格に似て、身体も頑丈だった。

「落ち葉ってさ、こうやってじっと見ると結構綺麗だね」と、範子さんは言った。

「そうだね。それにさ、森の中って結構落ち着く」と、温子さん。

「夜は怖いのにね」

「森林浴だね」

「ホントだ、ホントだ」

 僕たちは、そんなおしゃべりをしながら進んだ。しゃべっていないと、気が滅入ったはずだ。なぜなら、死体が埋まった穴を探しているんだから。見つけたくはなかった。でも、確かめなくてはならない。

 ちょうど雑木林を一往復したところで、斎藤さんが車で現れた。車の中には、片野さんと郁美さんが乗っていた。大きな援軍だった。

「人手がいるだろ?」斎藤さんは、それだけ言った。

 郁美さんは、言い出したのが自分だけに気にしていたそうだ。だが耳の不自由な彼女が、土地勘のない場所に出かけるのは少々危険がある。そこで斎藤さんに、車で送ってくれとLINEをした。そうしたら、郁美さんに引かれて片野さんもついてきたらしい。

 要領を説明して、一列になった。六人いれば、一度に18m確認できる。大幅なスピードアップだった。ただ、後から来た三人は普通の靴だった。だから歩くスピードは少し落ちた。

「ああっ!」片野さんが、林に入ってすぐ叫んだ。「この穴、穴」

「これは自然な窪みだよ。それにこの大きさで、人が入るわけないじゃん!」と、ご立腹の範子さん。

「ホントだよ。びっくりさせないでよ」温子さんも、珍しく不機嫌になった。それだけ、緊張しているせいかもしれなかった。郁美さんだけが、優しく笑っていた。

「こ、この、枯葉!不自然じゃね!?」

 斎藤さんが、ちょっと動揺した様子を見せた。彼が指す先を見ると、確かに枯葉が、人為的に盛り上げたような気配があった。ただ、そのすぐ脇に小さな穴が見つかった。見上げると、雑木林の中に竹がポツンと生えていた。

「タケノコ掘りですね」と、僕は穴を指差して説明した。

「なるほど」と、斉藤さんは納得した。

「てことは、この林、たまに人が入ってるんだね」と、片野さんが言った。

「でも誰も、人を埋めた穴は探してないでしょう」と、範子さん。

「そんなことするの、私たちだけだ」と、温子さんが笑った。

 1時間かけて、砂利道の片側が終わった。半分終了したことになる。しかしもう反対側は、輪をかけて急斜面だった。そんな不便なところに、人を埋めるか?という気がした。

「やろうよ。ここまで、来たら」と、範子さんが言った。彼女がそう言うと、誰も何も言えなかった。

 幸い、三月の陽は伸びていた。とはいえ、夕方になるにつれ、雑木林は一足先に暗くなった。穴探しは、当然スピードダウンした。ようやく仕事が終わったのは、18時半を過ぎていた。

「つれーっ(つらい)」雑木林の最後の部分に到達したとき、斉藤さんが叫んだ。

「スニーカーじゃ、大変でしたよね」と、僕が言った。

「捻挫しそうだったよ」と、片野さんが疲労を見せながら言った。

「でも、よかったよ」と、斉藤さんは言ってくれた。

「うん。よかった!」温子さんも、嬉しそうだった。

「郁美は?」と、範子さんが彼女に聞いた。

 郁美さんは、コックリと大きくうなずいて満面の笑みを見せた。きっと彼女が、一番ホッとしたのだろう。自分の不気味な予感が、思い過ごしだと証明できたのだから。

 ちょっと不思議なのは、郁美さんは範子さんの言葉だけ聞き取れることだ。読唇術なのだろうか?


 反省会だと言って、僕たちは店に集合した。今夜は、お客としてだ。六人掛けに、男女に分かれて座った。というのは、女性は範子さんが真ん中と決まっているからだ。片側に、範子さんにしがみつく温子さん。もう片側に、親友の郁美さん。郁美さんの発言は、即座に範子さんが補ってくれるので、とても便利だ。範子さんは、郁美さんの言葉をだいたい聞き取ることができた。さらに彼女は、手話もできた。iPadは不要だった。

「カンパーイ!!!」

 僕たちは、まずジュースで乾杯した。バカみたいだけど、達成感があった。遺体を埋めた穴は、見つからなかった。だからまだ、銀子の死体も見つかっていない。銀子の生死も、まだ不明のままだ。僕たちは、か細い糸にしがみついていた。銀子の命に。

「まったく。斉藤君と片野君が悲鳴上げるからさ、心臓に悪かったよ」と、範子さんが不平を言った。

「悲鳴は出してないぞ」斎藤さんと片野さんが、同時にそう言った。

「まあ、いいけど」と、範子さん。

「よくないよ」ムッとしている、斉藤さん。

 僕は考えた。銀子がさらわれて、二週間だ。警察も、大した手がかりをつかんでいないようだ。だから公開捜査にして、大々的に目撃情報を集めようとしているんだ。でも風が吹けば砂が飛ぶように、時間が経つほど証拠は少なっていく。では、どうすればいい?

「今日は、これでよかったと思います」と、僕は言った。「で、次はどうしましょう?」

「次?」と、斉藤さんがびっくりしたように言った。他のみんなは、いっせいに真面目な顔になった。

「事件は、この店で起きました。この店を知っているのは、僕たちです。また、銀子を知っているのも僕たちです。何か、『手がかり』を見つけられるはずです」

「そうだよ、確かに。私たちが、一番事情を知ってるんだよ」と、範子さんが言った。するとすかさず、郁美さんがモゴモゴと範子さんに言った。「郁美もね、私たちしか気づけないことがあるって」

「気づいたことは、全部刑事に話したつもりだけど・・・」と、片野さんが肩を落とした。彼は、自分が責められていると思ったようだ。

「じゃあさ。俺も、はっきり言うぞ」と、斉藤さんが言った。「犯罪を犯すってのは、人生台無しにするってことだ。それを覚悟で、犯人は銀子をさらった。人生台無しにしても、犯罪やるバカの目的は一つ。性欲だよ。ヤりたいだけだよ」

 斉藤さんの言葉が、僕の胸に刺さった。とても深く。斉藤さんと、僕の意見は一緒だった。

「だから、何なの?」と、範子さんが言い返した。

「だからさ。レイプできればいいわけだよ。終われば、相手は用なし。むしろじゃまだ。そんなもんだと思うよ」と、斉藤さんは言った。

「多分、その通りだと思います」と、僕は言った。

「進。あなたまで、そんなこと言う?」温子さんが、とてもびっくりして言った。温子さんに怒られたみたいで、僕は縮こまった。

「あのですね」と、僕は取り繕うように切り出した。「もう一度、最初に戻りましょう」

「また、俺の話?」と、片野さんは嫌な顔をした。

「いえいえ」と、僕は手を顔の前で振った。「あの夜、犯人は銀子をさらった。でも、銀子の友達は犯人を見ていない」

「そうなんだよね」と、温子さんがあいづちを打った。「公開捜査になったのに、犯人の似顔絵は公表されてないもんね」

「それはさ」と、範子さん。「友達は、銀子のご家族が迎えに来たと思い込んでたんでしょ」

「そうだった」と、片野さん。

「ご家族だと思い込んだら、相手の顔をじっくり見ないよ。と、郁美が言ってる」と、範子さんが代弁した。郁美さんが、大きくうなずいた。

「それにね」と、片野さんが言った。「例の期限切れクーポンを使わせろって、銀子の友達はだいぶ粘ったんだ。俺がはっきり断って、友達は諦めた。そのとき、銀子はさっさと帰ってたんだ」

「つまり、銀子と犯人を見る時間は、ほとんどなかったかもしれない」と、僕は言った。

「そうかもしれないが、銀子の友達に聞かないと本当のことはわからないだろう」と、斉藤さんが指摘した。

「ねえ、私が気になるのはさ」と、温子さんが言った。「銀子の友達は、家族だと思ったんでしょ?それくらい、銀子は自然に車に乗ったんじゃない?」

「すると、銀子の顔見知りが犯人?」と、片野さん。

「あるいは車だけ見て、『銀子のご家族が迎えに来た』と、思い込んだ。か」と、斉藤さんが独り言のように言った。

「二人で、同じ思い込みするとさ、信じ込んじゃうよね」と、温子さんが言った。

「一人だと『本当かな?』と、疑う気持ちが生まれる。でも二人だと、疑えなくなる」と、僕は言った。

「ねえ、郁美がさ」と、範子さんがさらに真剣な目で言った。「真実はやっぱり、銀子の友達しかわからないって」

「では、会いませんか?友達に」と、僕は言った。

「銀子の友達って、どこにいるんだよ?」と斉藤さん。

「私、知ってるよ」と、範子さんがあっさり答えた。







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