-MMO 用語集- 読み飛ばし推奨

本編の後書きに毎回記載すると長くなるので、こっちに移行します。

もし本編で分からないMMO用語があればこちらご参照ください!




■英数字順



〇AoE…… Area of Effectが語源。意味は範囲攻撃、読み方はエーオーイー。比較的広い範囲内に行う攻撃のことで、一度で複数の敵にダメージを与えます。スキルによっては回避不能なAoEもあり、その場合はHPで無理やり耐えるしかないです。そういったボスモンスターが相手ではやはりHPが求められますが、コトハさんはそんなことも知らずに筋力全振りしてしまったので、アルトは呆れているといった感じです。もちろん避けられるAoEもありますが、コトハさんのPSではどちらにしろ回避は難しいのでやはり体力に振っていただきたいところですね……。




〇CT……cool timeの略。意味は待機中、読み方はシーティーかクールタイムで人によって半々くらいの印象です。ゲームによってはCD、cool down、クールダウンという呼称もあります。意味はまったく一緒です。MMOではスキルを撃つと一定時間同じスキルを撃てない〝待機時間〟が発生します。この〝待機時間〟をCTやCDと略されます。同じスキルでなければ、他のスキルは自由に撃てます。基本的にCTとCDは、スキルが強力であればあるほど長いです。たとえでいうならかめはめ波がCT10秒なら、元気玉がCT5分くらいな感じですね。




〇DPS……damage par secondの略。頭文字をとってディーピーエスと呼ばれます。意味は秒間で出せるダメージ。つまり「DPSをやる」というのは「火力を出す役割を担う」という意味合いで使われます。※もともとはダメージ量だけを指す言葉でしたが、近年のFF14などのMMOでは、アタッカーの意味合いも含むようになりました。言葉の意味が時代と共に変わりつつあるのはゲームではよくあるので面白いことですね※ゲームによっては〝キャリー〟などの呼ばれ方もしますね。キャリー=運ぶ、という意味から、チームを引っ張っていく人=火力高い人、みたいな。キャリーは火力高い人だけじゃなくて、プレイングが上手い人に使われるケースの方が多いので、DPSとは若干意味が異なるかもしれませんね。




〇DODGE……回避のことです。回避、ではなく敵の攻撃を躱すと「DODGE!」と表記されます。




〇FA……ファーストアタックの略。たまにエフエーと呼ぶことも。MMOでは「一番最初にモンスターへ攻撃した者」がモンスターのターゲットを持ちます。※ターゲットを持つ、ターゲットを取る、とはモンスターから優先的に狙われる追われるようになること※FAをしない場合は、モンスターから一番近い位置にいるプレイヤーがターゲットの対象となります。そのためソロの場合ではFAをせずとも走り回っているだけで勝手にモンスターのターゲットを取れるのですが、パーティーでは複数人いるため、複数人が動き回っていると複数人ターゲットを持ってしまい、その結果予期せぬ攻撃や多方向からの攻撃を受ける原因、またモンスターの動きがバラけてしまうためにダメージを入れる効率が悪くなります。そのためパーティーで多数のMOBを狩る時は、FA役を決める必要が絶対にあります。




〇ID……インスタンスダンジョン。大抵ボスがいてレアアイテムを収集するためのダンジョン。一日に入れる数が決まっている。またパーティーごとにモンスターやアイテムが生成され、ダンジョン内で他パーティーとは遭遇できない独立した空間となっている。




〇KB(ノックバック)……日本語でいうところの「のけ反り」。攻撃をもらうと、のけぞって一定時間動けなくなります。プレイヤーとMOBどちらにも設定されていることが多いです。ターン制のゲームではないと思います。リアルタイムでプレイヤーを動かしながらMOBと戦うようなMMOだとあります。このKBする数値は「KB値」と呼ばれます。

例ですが、プレイヤーのKB値が10%で設定されていた場合、HP1,000のプレイヤーは100のダメージを受けるとKBし動けなくなります。そしてそのまま連続でKBをもらって死ぬことを「ハメ」とか「ハマる」と言われます。ハメはMOBにもできます。強力なボスなどではKB値が設定されておらず、KB出来ない事が多いです。ハメられて簡単に倒されてしまわないための対策ですね。

このKBを利用して、レベリングをしたり一気にまとめて狩りをしたりすることが多いです。ソロでの動きとしては、前前話解説の、モンスターのターゲットを取って走り回って逃げつつ、KBを取れる攻撃を与えていくと、一定の距離を保ったまま安全に倒すことができます。モンスターを一方向に集めることはまとめてKBを入れられる点でも利点がありますね。逆に、ミスると同時にモンスターからの集中砲火がくるので即死orハメられて死ぬこともありますが……。




〇KBライン……ノックバックライン。モンスターがKBするダメージのラインのこと。たとえばhp50,000の敵なら、10%にあたる5,000ダメージ以上でKB[のけぞり]する、みたいな仕様のことです。パーティーの強みはDPSが連携を取ってスキルを代わる代わる撃ち、KBを取り続けてハメ状態にする、そして敵を殲滅するという点があります。廃人さんはソロでダンジョン潜って一人でKB取り続けたりしますね。こうして聞くとKBとれたら楽勝~って感じですが、一部のMOBやボスにはそうさせないようにKBラインを設定してないケースが多いです。

またアドリカのモンスターの詳細やKBライン、スキルの倍率などは「ADRICA GUIDE」に別途記載してありますので、興味ございましたらご一読ください。ちょっとジャバウォックまではまだ更新できてないです。さすがにここは本編でやると物語が説明書になっちゃうので詳しい数値を記載するつもりはないです。




〇m……お金の呼び方。k=キロ、M=メガ、G=ギガ、などの単位が語源です。kは1,000(千)、Mは1,000,000(百万)、Gは1,000,000,000(十億)です。Tは使った記憶がありません。三百万だと3m、100億だと10Gなどといった感じで扱われます。大半のMMOの通貨の桁はk,m,Gが使われていると思います。取引時、チャットでかなり頻繁に使われます。面倒な表現なのでできれば使いたくありませんが、これじゃないとアルトさんがにわか扱いされそうなので使う言葉は徹底しようかなって思いました。分かりにくかったらごめんなさい!




〇ms……millisecond、ミリ秒の略です、読み方はエムエスです。千分の一秒なので、200msだと0.2秒です。めんどくさいですね。




〇MOB……モブと呼びます。モンスターと同一の意味です。モンスター、魔物、MOB、全て意味は一緒です。なぜか人には用いられません、たとえ人が自動でも人の場合はBOTまたはNPCと呼ばれます。人はキャラクター扱いだからでしょうか。




〇PS……プレイヤースキルの略。言葉でいう時はピーエスと略される。プレイのスキル、つまりゲーム内での技量を意味しています。簡単に言うと、上手いか下手かって感じですね。PSが高い=上手い、PSが低い=下手。MMOでは、煽りでよく「あいつは本当にPSがゴミ」など不毛な言い合いを目にすることもしばしば。上手い下手の基準は、モンスターの攻撃をきちんと回避できるか、攻撃を当てられるか、スキルを無駄なく回せるか、って感じです。




〇PVP……player vs player、頭文字をとってピーブイピーと言われます。対人を意味します。気に入らないプレイヤーに「決闘申請」をして申請が承諾されるとタイマンが始まります。「決闘申請」は嫌いな相手をボコボコにする時によく使われますね。経験則ですが、あんまりPVPでいい印象は無いです。だいたいいざこざなどでPVPに発展するケースが多いです。取引とか私怨とかで……。




〇UI……ユーザーインターフェース。名前やLVや職業など、システムで表示されるインターフェースのこと。




〇WIKI……[ゲーム名 wiki]で検索すると出てくる攻略サイトのことです。初心者のかたはそれを見てあれもいいなこれもいいなと悩む様を揶揄しています。わたしもそうでした。楽しいですよね、wiki眺めてるだけでも……。




■五十音順


《あ》


〇安置……安全地帯の略で、何故か安地ではなく安置と呼ばれます。変換しやすいからでしょうか。




〇安置狩り……安全地帯を狩る、つまりさっきまでプレイヤーがいた安全な場所を攻撃する、という意味です。ここにプレイヤーがいたら、こういう攻撃をする、みたいなプログラムがモンスターに組み込まれているケースが多いです。もしくは、事前の行動で既に既に次の攻撃が決まっているパターンもあります。「プレイヤーはこの攻撃で左に避けるから、次は左を狙った攻撃を盛り込もう」という運営の意図ですね。

また、ゲームによっては「安全地帯から安全にモンスターを狩る」という意味もあります! ゲームによってはこっちが一般的だったりするので、プログラム的な意味合いと、安全地帯から攻撃するのと、二つの意味があります! ややこしいですが、こちらでは前者を採用しています!




〇インベントリ……アイテム一覧。アイテムを格納しておける機能みたいな感じです。ドロップアイテムや手持ちアイテムも全てここぶち込まれます。ゲームによっては、インベントリが、アイテム・消耗品・武器・防具、など細分化されてる仕様もしばしば。表現が面倒くさいのでADRICAではアイテムの種類に関わらず全部同じインベントリにぶち込まれるようにします。




〇ウェーブ……狩場では、モンスターが湧くタイミングにムラがあります。規則性があり、一定間隔ごとにモンスターが湧くので、その湧くまでのモンスターのひとまとめの群を、ウェーブと呼びます。MMOによっては波とか名称が変わるかもしれません。




〇お使い……クエストは、依頼をこなすためにとある場所に「行って戻って」を繰り返すため、お使い、またはお使いクエストと揶揄されることが多いです。面倒的な意味合いもふくんでいます。




〇オプション……エンチャントで付与する効果のこと。効果、と同義ですがMMOではこちらの方がよく用いられるので今後多用すると思います。



《か》


〇カイト……引き撃ちのこと。モンスターと一定の距離を取るために、攻撃してKBしては後ろに下がり、攻撃して、を繰り返すプレイングのこと。カイトができるプレイヤーはモンスターとの距離が常に一定に保たれ、寄せ付けることを許さず、安全に倒しきることができる。なおスキルの持たない雑魚モンスターにのみ利用可能な手段で、特殊な遠隔攻撃やKBが効かないボスモンスターに関しては、カイトができないケースも多い。




〇格上狩り……自分よりも遥かに高レベルなモンスターを狩ってレベリングをすること。バフ、課金バフ、課金装備、パーティーなどを活用して、早い段階から格上のモンスターを狩っていち早くレベリングする手法がどのMMOでもメジャーだと思います。




〇隠しジョブ……一般的には公開されていない秘密のジョブ。ポケモンでいうショイミやダークライ的な要素ですね。これはゲームによってあったりなかったりします。




〇ガチ廃……やりこみを過ぎたやり込み勢のこと。




〇ガチタンク……ガッチガチなタンクの略称。めちゃくちゃ堅いという意味です。防御力や魔法抵抗力をガン積みしている人に言います。自分ではダメージが出ない分、敵の攻撃をほぼ全て引き受けてくれるのでPTでは重宝される存在です。強いんですけどマゾいのであんまりやる人居ません。スキル振りもそれにあわせて、防御力増加や魔法抵抗力増加スキルをほぼ取る変態です。




〇紙耐久……HPが異様に少なく、少しモンスターから攻撃を浴びると戦闘不能になるくらい柔らかい様を〝紙〟と揶揄された。




〇カンスト勢……全ての能力値とレベルを最大上限値まで達した廃人勢のこと。




〇寄生……何もせず、あるいは何もできない役立たずが強いプレイヤーについていって経験値やドロップアイテム、ゴールドを吸う道徳に反した行為。「そんな奴本当に居るのか?」と思う方もいらっしゃると思います。ですが信じ難いことに、これめちゃくちゃいます。寄生のことを地雷と呼ぶ時もありますね。




〇キャラメイク……キャラクターの見た目を自由に変更できるチュートリアルのこと。ゲームによってはキャラメイキングやキャラデザともいう。ここに一番時間を掛ける人も多いと思いますが、流石に小説ではカット部分にしました。細かいところ弄り出すと果てしないので・・・。




〇ギミック……モンスター自体に、またはフィールドに仕掛けが施されていることです。ギミックに気づけたらすぐに倒せるようなボスは、ギミックボスとも呼ばれます。あまり聞きませんけど。ギミックの具体例は、異様にとある属性の弱かったり、片方を倒すと残ったもう片方のボスが強くなったり、複数いるボスの内ひとつだけが本物だったりとか、それらも全てギミックです。




〇金策……お金を多く回収できる狩場を回ったり、換金率が高いアイテムをひたすら収集すること。MMOだと武器の強化やスキルの強化でとにかくお金を使うので金策は必須です。




〇クエスト……ギルドであるいは村人などから受けられる依頼の意味。依頼を達成するとゴールドや経験値などがもらえます。しかしクエストは基本的に時間効率が非常に悪いので、狩りを覚えた冒険者がクエストを受けることは滅多にありません。そのクエストでのみ入手できるアイテムとかあれば別ですが……。MMOを始めてみたものの、これが面倒でやめていく方が大半だと思います。




〇クリティカル……一定確率で出る強い攻撃。でるかどうかは完全に運。ゲームによってはダメージが1.5倍だったり2.0倍だったり。クリティカルは正義。




〇決闘申請……PVP、タイマンを始めるに必要な申請。片方のプレイヤーが決闘申請して、申請されたプレイヤーは承諾か拒絶か選択できます。承諾すると血生臭いタイマンが始まり、拒絶すると特に何も起こりません。




〇決闘慣れ……決闘の経験のこと。決闘慣れしてるプレイヤーは、本当にスキルを見ずに次の敵の攻撃を読み当てるので尋常じゃないですね。あの人たちたぶん第六感もってますよ。




〇決闘名誉……決闘で勝つともらえるポイントを積み重ねていくと、ポイントに応じた〝名誉〟がシステムから獲得できます。決闘クラスとかレベルとかランクとかゲームによって名称は様々だと思います。高ければ高いほど、勝ってきた冒険者なので決闘になれている方が多いですね。ADRICAでは決闘名誉0=新米騎士、決闘名誉カンスト=騎士団長Ⅻ、と設定してみましたが、これはあとで解説します!




〇硬直時間……スキルを撃った後に生じる隙のこと。




〇個チャ……個人チャットの略。個人対個人のチャットで他人が見ることはできないチャットです。フレンド、ギルドメンバーとの会話、取引、嫌がらせ、嫌いなプレイヤーに喧嘩を売る時などなど、かなり多用されるチャット機能です。




〇固有のID……プレイヤーごとに割り当てられた数字です。七桁とか十二桁とか、ゲームによって異なりますが、その固有の数字を間違えることなくフレンド申請に打ち込むと、フレンドになれたりします。そんな面倒くさいことしなくてもゲームだとプレイヤーを右クリック→フレンド申請とできますが、流石にこの世界では右クリックはできないのでご容赦を……。




〇コール……指示、命令の意味です。これはMMOよりかはMOBAに多い使われ方かもしれません。



《さ》


〇縛りプレイ……あえてできることを制限してクリアしたり敵を倒すプレイングのこと。




〇取得条件……スキル取得に当たって、取得するための必須条件。これを達成していないとスキルは迚ませんよ=レベルを上げてください、というお約束設定です。だいたいレベルでの制限が多いです。あとなにかあったかな……(うろ覚え)。下級スキルを取得していないと上級スキルを取得できないという制限もありますね。さすがに細かすぎるのでADRICAではその設定は出しません。




〇職業……いわゆるジョブ。一定レベルに到達すると転職できる。転職すると、以前のジョブよりも強いスキルを持つ強い職業へと進化できる。ゲームにもよりますが、転職(派生)回数はけっこう多く、個性的なスキルを持つのは転職を二つ三つ繰り返してから。




〇地雷ステータス……通常、あり得ないくらいヤバいステータス振りをして、味方に迷惑をかけるようなステータス。上級者の言葉も無視して「自分はやりたいようにやるんだ!」と我が道を進み、結果パーティーに多大な迷惑をかけるプレイヤーが後を絶たないですね。この「火力特化紙耐久」はまさにその典型で、すごくたくさんいますね……。




〇スキル……通常攻撃ではない、職業固有の特殊な攻撃です。ドラゴンボールで例えると、蹴る殴るではなく、かめはめ波や界王拳がスキルに値します。




〇スキルツリー……スキルポイントを割り振ることで、スキルを取得できる、そのスキルの一覧が記載されたツリー。ファイターやマジシャンなど、職業ごとによって取得できるスキルが違うので、スキルツリーもまた職業ごとによって分かれています。




〇スキル係数……スキルごとに設定された係数の事。高ければ高いほど威力が強いです。スキルダメージは「スキル係数×攻撃力×筋力(魔力)×属性値×弱点値×係数×etc...」みたいな多くの要因から計算してダメージを算出します。なのでスキル係数は高いほどスキルが強くなるみたいな認識で大丈夫です。本当はスキルの強弱の判断はそんな安直なモノではなく、CTとか硬直時間とか使いやすさとか、手数多いスキルは代わりに一発ごとのスキル係数が低いとか、色々ありますけどそこに触れると本当に説明書と化してしまうので本編では一切やりませんご容赦ください。




〇ステータス……筋力とか体力とか魔力とか記載されているアレです。




〇ステ振り……ステータス振りの略。ステータスが割り振れるMMOだと、ステータスというよりこちらの呼称の方が多いです。




〇ストーリーイベント……メインクエストなるものです。ゲームのストーリーや軸となるイベントを進めていくと、ゲームの物語を理解することができますが、MMOによってはストーリーは無視してレベリングや装備を集めたりできるものもあります。その場合は、いわゆる効率厨の方々はストーリーを無視してどんどん先に行ってしまい、この物語なんだっけ、みたいなのはよくあるケースです。本作では主人公がそのパターンです。




〇スペース連打……ゲーム内に流れてくるテキストはスペース連打で高速カットできます。ゲームによってはCTRL長押しだったり右クリック連打だったりシフト連打だったりskipボタンがあったりします。ストーリーに興味ないので読み飛ばす感じですね。




〇ソロ……一人でクエストをこなしたり狩りをすること。モンスターがドロップするアイテムやゴールド、更には経験値を独り占めできるので、ソロでいけるなら狩場などではかなり美味しい思いができる。



《た》


〇タゲ……ターゲットの略。




〇タンク……モンスターのヘイトを買って、ダメージを受けるドMな役割のこと。実はMMOだとタンクの存在はかなり重要で、ダンジョンや狩場にもよりますが、いないとクリア不可能だったりします。いなくてもクリアできる超火力編成もありますけど、安定性を求めるのならタンクは必須ですね。タンクは基本的にHPが高かったり防御力に秀でた職業の人が担います。




〇挑発……たぶんほとんどのMMOであるんじゃないかというくらいメジャーな〝タゲ取り〟スキル。基本的にファイター職しか使えないのって何なんでしょうね。前衛だからでしょうか。ボスモンスターには効かないケースが多いです。




〇通常攻撃……スキルを用いない、ただのパンチとか武器で切ったり殴ったりするアレです。




〇釣る……モンスターを引き連れる事。ターゲットを集める、ヘイトを集めることと同義。




〇テキスト……ストーリーを進めると、画面に流れてくる文章のこと。キャラの台詞だとか状況説明だとか、小説っぽい感じのが流れてきます。




〇デバフ……マイナスに作用する付与効果の事。バフの反対の意味ですね!




〇転職……一定レベルの到達すると、次の強いジョブに進化することのできるシステム。意味は〝進化〟と解釈していただいて問題ありません。




〇毒……プレイヤーが毒状態になると、一定時間、毎秒ダメージを受けます。うざいですよね毒って。毒の程度にもよりますけど、回復も何も無かったら死んじゃったりする場合もありますね。




〇ドロップアイテム……モンスターを倒すと一定確率でドロップするアイテム。中には超レアアイテムとかもある。なのでパーティー人数が増えると、その分入手できる確率が減ってうまみが減ります。どれだけパーティー人数が増えても、ドロップアイテムはドロップする時一つだけなので……。




〇トロール……「わざと」パーティーが壊滅するような悪意あるプレイングのこと。地雷と違う点は、地雷単に超ドへたくそであってわざとではないプレイヤーに言いますが、トロールは荒らし行為ですね。



《な》


〇舐めプ……舐めたプレイングの略。相手をからかう時や、ふざけた態度で臨む時に用います。対人ゲームだと煽りで舐めプするさせることもしばしば。




〇脳筋……脳みそ筋肉の略。頭の悪いプレイングやゴリ押し戦法をするときに揶揄されますが、今では割とSNSとかでも普及していることばかもしれませんね。



《は》


〇発生速度……スキルが具現化しダメージを与えるまでにかかる時間のこと。これは経験上ゲームによってかなりバラつきのある表現だと思うので、この限りではないと思います。弾速とか○○速度とかいろいろありますね。短いほど早いです。




〇バトルアクス……という名称の武器です。MMOではけっこう良く見る名前です。




〇バフ……ステータス強化。身体能力向上や属性付与などだいたいが、強くなる恩恵=バフという認識です。




〇バフ屋……上記のステータス強化を専門に特化したショップのこと。行ってお金を払うと一時的に能力を強化してくれます、筋力とか魔力とか。装備を揃えるよりも、バフ屋でさくっと一時的に強くなって一気にレベリングする手法がやり込み勢ではメジャーの手法ですね。バフ屋がないMMOだとおおよそ課金アイテムでバフ盛りますね。どちらにしろ強くなりたいのなら、初手バフの動きが大半だと思います。




〇フィールドボス……一定の地域、区域のみに出現するボスのこと。時間が経ったら、または一定数MOBを倒したらなどなど、出現条件はゲームによってさまざま。倒したら割とおいしいものを落としてくれるんですけど、だいたい全地域を24時間廻っている廃人さまが倒してアイテムをかっさらっていくので、新人冒険者は指をくわえて見てる暇もなくいつの間にか倒されていたパターンが結構……。ちなみにそういう張り込み勢はほとんど寝てません。ガチ廃です。




〇フルプレートメイル……プレートメイルという、金属で構築された鎧のこと。フルプレートなので全身が甲冑を着てるような状態です。




〇フレンド情報……フレンドの一覧を見たり、フレンドの申請などが可能なシステム。だいたいどのMMOもフレンドを見るとそのフレンドの現在地が表示されているケースが多いと思います。プレイヤーと仲良くなる時にはもちろん使いますが、粘着する時やアイテムの取引などでも活用されます。相手がどこにいるかを把握するためですね。恐ろしい。




〇ヘイト……英語の反感、が語源。反感を買う=ヘイトを買う=モンスターからのターゲットを集める。といった風です。界隈では「タゲを取る」「タゲ取り」とも言われますね。タゲ=ターゲットの略。「タゲ取り」の意味はヘイトを買うと一緒です。




〇ボスモンスター……雑魚モンスターとはHPも攻撃力も違う、強めに設定されたモンスター。倒すとレアアイテム落としたりする場合も。ボスの定義はMMOによってもまちまち。




〇マウント……マウンティングが語源。一方的に乗っかって殴りつける様から、○○でマウントを取るなどで使われます。これはもはやMMOに限らずSNSとかでも普及している呼び方かもしれませんね。



《ま》


〇モーション……予備動作。モンスターが攻撃をする直前に、必ずその予兆を報せてくれる動作。分かりやすいもので言えば、ドラゴンがブレスを放つ前に息をすごい吸い込むみたいなのが、読み動作とか、モーションを見て回避するみたいな使われ方をします。




〇モーニングスター……とげとげメイスの正式名称。大半のMMOで出てくる武器の一つ。




《や》


〇床を舐める……床ペロとも言います。MMOの世界では、HPが尽きるとプレイヤーが地面に這いつくばるダウン状態に陥るので、その様を面白おかしく「床を舐めている」「床ペロ」などと揶揄されます。自虐的な使われ方だと「床おいしい~」(死んじまったぜ、自分下手だなあ、はは)みたいな感じもあります。




《ら》


〇リカーブボウ……同じく武器です。MMOではけっこう良く見る名前です。




〇ルクス……この世界での通貨の名前。




〇ルール……MMOの決闘はある程度、プレイヤー同士でルールを設定できます。三本勝負とか団体戦とかアイテムの使用可否だとか、スマブラの設定みたいな感じだと思ってください。




〇レベリング……レベルを上げる作業の事。




〇レベリングルート……レベリングするさい、MAPを周る順序の事。MOBの湧き方を見て倒す順序を決めたりします。その場にいるMOBを考え無しに倒していくと時間がもったいないので、狩りの最も効率のいいルートを定めることを指します。




〇距離(レンジ)……スキルの射程距離のことです。効果範囲とだいたい同じ意味です。




〇ロンソ……ロングソードの略。基本的にロンソ呼びの方が多いです。




《わ》


〇湧き……たえまなくモンスターが現れていくさまをMMOでは〝湧く〟と表現されます。湧きがいい=モンスターが多い、湧きが悪い=モンスターが少ない、みたいな感じです。レベリングでは湧きがいいMAPほど狩場に適しているので、多量のモンスターを見ては「湧いてる湧いてる!!」とプレイヤーは歓喜します。



〇ワンパン……ワンパンチが語源。一発で敵を倒せることを意味しています。




〇 ○○民……死語かもしれません。MMO民とかFPS民とか昔はよく使ってました。




205文……実際に多数の社内で使われていたので、いまもだいたいこんな感じだと思います


コンソール画面……何でもできるチート画面


デバッグ……バグがないかテスト・検知すること


QA班……QAの語源不明。QAグループ、QA島、QAが、などと呼ばれる。QA=綿密なバグテストを指す。


QA班がデータテストをするので、QA班帰った後にパッチ入れると誰もテストしなくて詰む。エンジニアはエンジニア班、プランナーはプランナー班などで役割が分かれてる。


パッチ……データ更新みたいなの。

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