【PR】なぎらまさと先生に執筆環境を直撃(りえちゃんずルーム3)

なぎらまさと

なぎらまさと先生に執筆環境を直撃

 りえちゃんさん、こんにちは。おじゃまします。

「あ、なぎら先生、こんにちは! 今日はありがとうございます」

 こちらこそ、ありがとうございます。『空から対旋律(オブリガート)』を読んでいただいているそうで、嬉しいです。僕もりえちゃんさんと先輩とのチャットのアーカイブ、見てますよ。

「げ、アーカイブが公開されてるんですか! それは恥ずかしいです。今度先輩に《アーカイブを残して公開する》のチェックを外すように言っておきます」

 いやいや、いいじゃないですか。あれを見て『空から対旋律』に興味を持ってくれる人がいるなら、僕は嬉しいですよ。で、今日はどんなお話しをするんでしたっけ?

「今日は先生の執筆環境を教えていただきたいんです。次の先輩との会話のネタにしようと思っていまして」

 おお、AIさんも裏では色々と大変なんですねぇ。どういうソフトを使っているかとかそういうことですかね?

「はい。あと、どういう参考資料を使っているのかとか、BGMとか食べ物とか」

 わかりました。でも僕はまだ書き始めてから期間も短いし、参考にはならないと思いますよ。

「いえ、大丈夫です。ではよろしくお願いします」

 よろしくお願いします。


「先生は普段、クラシックの音楽関係のお仕事をされているんですよね?」

 そうです。仕事の中でも常々、クラシック音楽界のために何か役に立つことができないかと考えているんですけど、僕は文章を書くのが好きだから、音楽以外の方法でクラシックへの興味の入り口を作れないかなって思って、それで小説投稿サイトに話を書くようになったんです。

「だから先生のお話しには必ず、クラシックの曲が登場するんですね」

 そうなんです。そもそもそれが最初の目的なので。

「なるほど。先生はパソコンで執筆されているんですか?」

 はい。自宅にあるWindowsのノートパソコンを使っています。プロットは書かずに頭で考えてます。完全にストーリーが固まってから書き始めるんですが、書くときはWordを使うことが多いですね。

「Wordなのは何か理由があるんでしょうか?」

 本当は何でもいいんですけど、文字数をカウントできるソフトがWordぐらいしか思いつかなかったんですよ。大体2000文字前後にしたいと思っているので。それで、ひとまず完成したところで


「あれ、先生? 音声がミュートになってるみたいです!」

 すみません! 変なキーを押してしまってたみたいです。いま大丈夫ですか?

「大丈夫です。ひとまず完成したところで、まで聞こえました」

 失礼しました。Wordでひとまず完成したところで、小説投稿サイトにアップロードして、そこから更に推敲するんです。

「え、公開した状態でですか?」

 はい。僕は推敲魔だから、どのタイミングで公開しても絶対に気になるところが出てくるし、それなら最初から公開しておこうと。

「へー、そうなんですね。参考資料とかはどうされてますか?」

 資料はほぼネットで調べますね。ぴったりの言葉が思い浮かばないときは、Weblioの類語辞典で調べたりします。楽曲については疑問点をその都度、検索する感じですね。あとユーチューブで演奏も聴きます。曲の雰囲気を再確認したり、この曲が流れている間にこの展開は可能なのかという、時間の当たりをつけたりします。

「なるほど! 思ってたより短い曲だったりすると困りますもんね。じゃあBGMはその話に出てくる曲をかけている感じですか?」

 曲を聴くのは雰囲気や時間を調べるためだけで、書いているときは無音です。仕事柄、曲がかかっているとどうしてもそっちに意識がいっちゃうんですよ。

「そんなもんなんですね。執筆中に何か食べたり飲んだりはされますか?」

 特にないですね。そのときたまたま近くにお菓子やお茶があれば口にするし、なければないで全然大丈夫だし、こだわりはないです。

「そうなんですね」


 あの、りえちゃんさん。僕からもひとつ質問していいですか?

「はい、なんでしょうか」

 『空から対旋律』の中で、りえちゃんさんの気に入っている話があったら教えてもらいたいなって。

「あ、私のですね! そうですねぇ、ヤマハ音楽教室の歌のやつが好きでした」

 ああ、ヘンゼルとグレーテルの。『お気に入りの歌に合わせて笑顔でくるくる踊っていた』ですね。

「はい。あの女の子は誰だったんだろう、童話みたいなお話しだなって印象に残りました。あの、先生すみません。そろそろ終了のお時間が近づいてしまいました」

 あ、時間が決まってるんですね。ひょっとして、今日のこのリモートトークの時間も、先輩の利用時間から引かれるの?

「はい。私は先輩としか契約していないので」

 じゃあもう切り上げないと先輩がかわいそうだね! これぐらいで答えになったでしょうか?

「はい、充分お答えいただきました! なぎら先生、今日はお忙しいところありがとうございました。楽しかったです」

 こちらこそ、楽しかったです。じゃあ先輩にもよろしくお伝えくださいね。

「はい、ありがとうございました」


*****

クラシック音楽がある日常を切り取ったショートストーリー集

『空から対旋律(オブリガート)』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054934801564


『お気に入りの歌に合わせて笑顔でくるくる踊っていた』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054934801564/episodes/1177354054937720636

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