第17話 喧嘩

彼の話に戻ると歳上の彼氏だから喧嘩なんかしないかと言ったらそんな事は無く、偶に大喧嘩もしていた。

どのくらいかと言うと私が泣き喚いて部屋でデパ地下の食べ終わった弁当箱と割り箸を投げつけるくらいの喧嘩。

私の怒りに触れる理由は、彼が時々女性視点での気持ちがわからないことと正論なんだがまだ私が理解出来ない世の中の話をしてくるから。

信じたくない話を聞かされるとこうなるのかと自分が嫌になった。私は、通常温和な性格で怒りとは無縁である。好き故にここまで白熱したバトルになってしまうのであろう。私だけが悪いのかは今となっては、よくわからないが同じ話題で3回も大喧嘩になったのだから2人共学ばない奴らである。

彼は無知な私に少しでも自分でリスクを取って株をやらせてみたかったのだが誘い方が、それはそれは悪かった。

俺に200万頂戴。なんで?欲しいから。お金あるじゃん。やだ、姫から欲しい。こんな会話を会うたびにされて姫はキレたのだ。じゃあ、前に貰った帯封返すからもう部屋から出てってよ。お金の話聞きたく無いから、サヨナラ。

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