お金持ちである彼の周りには、あまり友達がいない。年齢の問題もあるが彼が性格が悪いからでは無い。金持ち過ぎて周りが引いてしまうのだ。

彼は、そこそこのTシャツを着て(多分一般的にみたら高い)たまにユニクロも着る。

高級時計も馬のロゴがついた車も持っているが、チェーン店で食事する。そして普段は、そのお馬さんのスポーツカーには乗らない。いつもは国産のトヨタだ。だが最新の新車だったと思う。隣の億万長者のリアルをそのまま体現したような人で笑えてくる。彼が言うには昔は、フランスのブランドで有名なロゴの物をよく買っていたが自分がブランドに着られているただの歩く広告塔な気がして恥ずかしくなりやめたと。自分自身がイケメンでも長身でもないなら、尚更似合わないと悟ったらしい。それからは質の良いファクトリーブランドで自分に似合う物を買うようになったそうな。私は少しずつ本に書いてある事を反芻しながら毎日実践していった。