第34話 10年後

あのクリスマスから10年がたった。

「光星行ってらっしゃい」

「行ってくるよ」

俺と凛は結婚して2年前には子供が生まれた。

名前は桜だ。

「パパいってらっしゃい」

「いってくるね。いい子にしてるんだよ」

俺はIT企業に就職でき、そこそこ給料を貰えてる。

「ままーぱぱいつかえってくるー?」

「まだ帰ってこないかな」

「えーー」

桜が泣きそうになる。

「ほら、ぱぱが帰って来るまで遊びましょ」

「うん!」

このように桜が泣きそうになっても凛の対応が上手いからとても安心する。

夜になり

「ただいまー」

「あ、ぱぱおかえり」

桜が走って迎えに来てくれた。

「おかえりなさい」

「ただいま」

「今日の夜ご飯は何かなー」

「今日はカレーだよ」

「おーー美味しそう」

「ねーぱぱ」

「ん?どうしたの?」

「私今日お絵描きしたの」

「そうなの?上手にかけた?」

「うん!ほら」

そして見せてくれたのは俺たち3人の絵だった。

「上手にかけたねー」

「うん!」

「さくら、ご飯の準備して」

「わかった」

俺はあの時凛の事を助けてなければこんな幸せな人生を送れてなかったかもしれない。

「凛改めてありがとう!俺はお前に会えてよかった」

「私も会えて良かったよ!本当に大好き」

「さくらもぱぱすきー」

「はは、ありがとう」

その日の夜は雪が降った。

~完~






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今まで応援してくださりありがとうございました。初めての小説で1万PVを突破できることが出来とても嬉しいです。本当にありがとうございました。これで話は終わりですが新たな作品を描きたいと思っているのでその時はまた応援お願いします。


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陰キャの俺が助けたのは隣の席のアイドルだった マッスル見久一 @sana123

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