第17話 遊園地デート後編

昼ご飯を食べ終えた俺たちは休憩していた。

「やっぱりカップル多いね」

「そうだな。まぁ俺達もその1組だけどな。」

「確かにそうだね」

「あ、光星あのパンダと一緒に写真撮らない?」

この遊園地にはマスコットキャラクターのパンダが居る。

「いいよ」

俺たちはパンダと一緒に写真を撮り終え次になんのアトラクションに乗るか決めていた。

「まだ食べたばっかだから鑑賞系がいいな」

「俺も」

俺たちはダンスなどをしている会場に来た。

「うわ、すごい人だね」

「それだけすごいパフォーマンスなんだろ」

ショーが始まり俺たちはそのショーに魅入っていた。そしてショーが終わり

「凄かったね」

「うん」

言葉にできないほどすごくてしばらくそこにいた。

「ねぇ光星そろそろ行こ?」

「あ、そうだな。すごすぎて固まってたわ」

「確かにあのレベルはやばい」

「よしじゃあ良いショーも見れたし帰るか」

「ちょっと待って何帰ろうとしてるの?」

「ジェットコースターはこれからだよ?」

「いやーでもさっき見たら3時間待ちって書いてあったし」

「ここに来たらあれに乗るのは当たり前なのほら行くよ」

そうして俺は本格的なジェットコースターに乗せられた。

「光星ほら手繋ご」

「いいけど途中力入れすぎたらごめん」

「いいって」

ジェットコースターが始まった。このジェットコースターは距離が長い上に1回転や上り下りがとても激しい。俺はジェットコースターが終わってから死んでいた。

「まじ怖かったー」

「ははは、でも楽しかったじゃん」

「いや、1mmも楽しくなかったよ。ただ怖いだけ」

「でも光星手は優しく握ってくれたから余裕あったんじゃない?」

「余裕なんてあるわけないだろ、たまたまだよ」

「ふーん」

「じゃあ私はもう満足したし帰る?」

「最後にあれ乗ってかない?」

「おーーーーいいね観覧車」

「丁度夕日がいい感じで照らしてくれて1番上はキレイだろうな」

「ロマンチックだね」

「じゃあ行こう」

俺達は観覧車に乗った。この観覧車は1周10分だ。

「今日は楽しかったな。」

「そうだね。光星のビビる姿も見れたし」

「それは凛もだろ」

「確かに」

「俺凛と付き合えて良かったよ。今まで陰キャでコミュ障だったけど凛と付き合ってから世界が変わった感じがした。」

「そんな、急に言われたら照れるじゃん。」

「まぁいいじゃん」

「あ、見て夕日が綺麗」

「ほんとだ」

俺はそっと凛の隣に座る。

「なぁ凛これからもよろしくな」

「もちろん」

凛が答え終わった瞬間に俺は凛にキスをした。そっと当たるだけのキスだったけど充分だった。

「え、ちょ、光星」

「はは、これからもよろしく」

「う、うんよろしくお願いします」

凛の顔は真っ赤だった。なんなら手まで真っ赤だった。

観覧車を乗り終え俺たちは帰宅していた。

「ねぇ光星」

「ん?」

「もし私が他の人と浮気してたらどーする?」

「今の答えは自殺するかな」

「ほんとに私の事好きだね」

「じゃあ凛はどうなんだよ」

「私も自殺する」

「一緒じゃねーか」

「まぁ私が浮気するなんてないけどね」

「当たり前だしてたらクソ野郎だぞ」

「今は?」

「超絶可愛い俺の女」

「キャ、」

「いつもそんなこと言わないだろ気持ち悪い」

「なんだとー」

そんなやり取りをし俺たちは帰っていった。

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