第5話 告白

翌朝

俺は学校に行き凛に声をかけた。

「おはよう、凛」

「おはよう、光星」

陰キャの俺がこんな事していいのか分からないがまぁいいだろうと信じる。

そして昼休みが始まった時に学校で唯一俺に喋りかけてくれる高宮がまた来た

「おい、光星。向坂さんと仲良くなりすぎじゃないか?」

「ちょっと仲良くなっただけだよ。」

俺は平然と答えた。ちょっと周りの目が怖くなった気がした。

「ちょっと所ではないと思うけどな」

「まぁお前に言いたいのはただ一つだ、このチャンス無駄にするなよ」

「何言ってんだ?」

俺は高宮が何を言っているかわからくてどーゆー意味か聞こうとしたが高宮は他の友達の所に行ってしまった。

「なんなんだ?」

そして昼休みが終わり無事5限、6限も終わった。

「凛、先屋上行ってるな」

「うん、わかったすぐ私も行くね」

俺は先に屋上に着いた。そして少し待っていたら凛がやってきた。

「お待たせ光星」

「で、早速だけど話ってなんだ?」

「え、えっとね」

なんか歯切れが悪く彼女らしくないと思いながら聞いていたら

「わ、私と付き合ってください」


は?

俺は何を言っているのかがわからなかった

付き合う?付き添い?次会う?ん?

頭が追いついていなかった。

「ほ、ほんとに言ってるのか?」

「私は本気だよ」

あの学校のアイドルの凛がこんなぼっち陰キャに?

「最初に気になり始めたのは不良から助けて貰った時なんだ。そこから光星を見るだけでドキドキしたりして恋だって思ったの。」

「もう一度言います。私と付き合ってください。」

「こちらこそよろしくお願いします」

「ほんとに?いいの?」

「むしろこっちからお願いしたいよ」

「よかったー」

「実は俺も最近凛のこと気になってたんだけどこの関係が壊れるのが怖くて何も言えなかった。逆に聞きたいこんなチキン陰キャでいいの?」

「何回言わせるの?私は光星がいいの。」

その言葉に俺はドキッとした。

「じゃあこれから俺たちはカップルか」

「そうだね、やったぁ」

「絶対浮気とかするなよ」

「わかってるよ、それは光星もだからね」

「俺にそんな相手がいればいいけどな」

「確かに」

「酷い」

「じゃあ帰るか」

「そうだね」

こうして俺たちは無事付き合えることができた。

そしてこれから2人のイチャイチャ具合が学校に知れ渡るのは一瞬であった。

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