北欧神話をベースにしながらも、溢れ出る登場人物とストーリーのオリジナリティ。それは神や精霊、人間をまぜこぜにしたようなキャラクター達の、一癖ある会話と情景描写の賜物によるところ大きいでしょう。この筆者ならではの筆致が冴えています。冴えまくってます。そして敢えて付け加えるなら『Somewhere, Nowhere 〜ここではないどこかへ〜』が良かった!大好き!って方は読んで間違いないです。あの壮大な世界観がぶわーっと、また心に広がる快感を、あなたもぜひ。