主人公は勇者ではなく、僧侶です。いい題材です。タイトルも内容を表してていいです。
僧侶主人公ならではの展開あります。
1文が短い文字数で改行してあって、読みやすいです。
RPGファンタジー好き必見の展開、ギミック。
たまにはさまれるコメディもいいです。
主人公をとりまく女性たち。
主人公と女性たちの心情の揺れ。
感動回。
熱い戦い。
敵の色んな性能に対して、頭脳で戦ったりします。
協力バトル。
序盤のことが後半いきてくるのいいです。伏線、見事でした。
完結している物語はいいですね。後半の盛り上がりがいいです。
読み終わったときには、こう思うでしょう。僧侶様、伝説でした!最強です。
作品内の「前書き」にもある通り、『作者様がご自身で読み直して泣いてしまった!』ってどんな作品なんだ!?…と思い、読ませて頂きましたが、これは泣いてしまう作品です。私は、…最後は涙が止まりませんでした。
この作品は序盤、中盤も面白いのですが、このレビューは終盤に的を絞って書きます。
繰り返しますが、ラストでめっちゃ泣いてしまいました。内容としては…↓
僧侶だけが使える「生命を犠牲にして仲間を守る魔法」が鍵になるのですが、この魔法と主要キャラ4人(テルアキ、ユウト、サキ、ユナ)の関わり方と言うか、設定と立ち位置が本当に絶妙で「このままラスボス戦に立ち向かったらどうなるのっ!?」……というハラハラ&ドキドキのもとにラストを迎えます。
そして、最後は「ああっ!!もうっ!!」(>_<)……といった感動エピソードとなります。
例えば勇者だと分かりやすく「勝利の為に仲間を犠牲になんてさせませんよ!そんなのダメです!」…みたいな感覚なのですが、4人皆、それぞれの立ち位置で感情がぶつかり合って心を打たれます。
私的には「サキ」の立ち位置&感覚が泣きスイッチでした。こんな事されたら…「ああっ…!!」ってなるのです(ネタバレになっちゃうので詳しく書けなくてすみません…)。
全86話ありますが、作者様の確かな筆力で描かれるムダのない文章と、目に優しい書体は読んでて疲れることはありません。
是非、最終話まで読んで欲しい作品です!
あなたもきっと、僧侶テルアキの仲間を想う熱い気持ちと優しさに……感動の涙を流してしまうと思います!!
主人公が優しいんですよねぇ。誰よりも他人のことを考えていますし、自分のことも考えています。
また、通常の異世界ものよりも戦闘が少なく、日常を多く書いていることも特徴です。
そもそも、さっきまでその辺の学校に通ってただけの一般人が、急に奇っ怪な生物と戦う事なんて無理ですよね。しかも自分の武器をバーサーカーのように振り回し、トドメまでさせる人間なんてほとんど居ません。
このお話の主人公は、そういった感じではなく、他人のために戦うという要素が強く考えられました。
勿論、修行などで倒すことはあるのですが、自分から危険なところに踏み込んだり、魔王を勝手に倒そうとしたりはしません。
いかにも日本人らしくていいなとも思いました。
レビュー能力がそこそこなので、これくらいのことしか書けませんが、最後に伝えるなら……。
読みやすい・日常感が強い・恋愛が見てて楽しい
の3つです!
【第五回白雪賞企画:第14話まで読み進めた上でのレビューです】
ひょんなことから、異世界召喚を果たす主人公テルアキだったが、彼の過去はある特徴があった。それは、副部長、代役、執行部補佐、補欠のエース、終盤のスペシャリストetc……。いわゆる「補助役」ばかりの人生ということ。
勇者として転生してカッコいい役回りをするつもりだったが、異世界で召喚されても彼の職業はヒールなどの回復系、いわゆる僧侶というサポート役だった!?
王道とは違う、作者様本人の性格の良さが滲み出ているという、王道とはまた違う異色の転移物です!
「僧侶」として召喚されたテルアキは、一体ここからどういう物語を繰り広げるのか、必見ですよ!!
ちなみに、個人的なことですが私が選ぶ職業としたらやはり「暗殺者」か「盗賊」あたりが魅力的ですね。
影からこっそり勇者やその仲間を支えるような位置でいたいですね→単に一人の時間が欲しいだけという理由ですが(笑)