血の因縁が流血を呼ぶ、本格的な剣客小説!

イチキという名の土地では、領主オリカミ家の複雑な血縁関係に人々の因縁が絡み合い、その絡み合った因縁の糸の緊張は旅の剣士スマの訪れで均衡を失っていく。一度流れた人の血は他の者の流血を呼び寄せて、イチキの地には多数の剣士の血が流れることになる。

―剣を持つものは、ある時に全てを忘れる。その時に、本当の技が表に出てくる
―人を切るときに、何かが失われる
忘れることは、失うことなのか。何かを失えばスマは本当の技を得ることができるのか。

今、まさにクライマックスに向けて、次第に謎が解き明かされていくところです。
本格的な剣客小説を、是非、ご一読ください!

剣術の描写もさることながら、舞台背景や小道具に配慮が行き届いています。特に食べ物の登場するタイミングが絶妙です。ザル蕎麦とか、団子とか、豆大福とか。作者様は甘党かな?と想像しながら、その辺りも注目ポイントです!