第46回 夏目探偵事務所の初勤務
浜水が卑弥呼を慰めて2人の距離を埋めるため、俺は、卑弥呼に説教したところである。
「我も、そこは悪いって思っているよ。でもさ、今言わなくてよくない?」
卑弥呼様は少し拗ねており、駄々をこねていた。
「いいじゃないですか。そんな細かいこと。
私は卑弥呼様がコラボしていただくだけでうれしいです。」
浜水はかなり優しい口調で、子どものように拗ねている卑弥呼をかばっている。
コメント
: 浜水さんはいい人で良かったです。
:おい、豆冷たいぞ。
:卑弥呼様がさすがに可哀想。
:浜水さんナイスカバーです。
くそが、俺が完全に悪者じゃないか。
ここから、好感度を回復するの大変なんだぞ。
でも、この配信さえ乗り越えたら、卑弥呼との距離を開けることができる。
「浜水ちゃんは、優しいな。我、うれしいぞ。」
卑弥呼様は、子どものようにはしゃいで喜んでいる。
「ぐふふふふふふふふふうふ」
浜水から、あまりの嬉しさで、かなり不気味な笑い声が聞こえてきた。
「すみません。ガチ恋のひみ民だから、あまりにもうれしくて、気持ち悪い笑い声になっちゃってしまって。」
浜水は、卑弥呼に嫌われたくないという気持ちがかなり先走ったようで、凄く慌てた感じで謝った。
「我のガチ恋勢じゃん。うれしいな。
どこかの豆君とは、違っていいわ。」
卑弥呼は、俺に対して当てつけで怒っているみたいだ。
コメント
: 豆から浜水に乗り換えの予感ですね。これで解放されるのか。
:エドワードさん、卑弥呼様との関係を戻してください。
:エドワードさん悲しい。
:エドワードさん、卑弥呼様が離れますよ。
やはり、ひみ民の圧は強くて、ひみ民に対しては申し訳ないと思ってしまう。
ただ、俺は、この暴力女から逃げたいんだ。
ひみ民許してくれ。
―――――――――――――――――――――――――――――
一方、厄介ひみ豆推しオタクの夏目解説員の配信は。
「どうしよう。これは、豆ひみの危機だわ。
豆君を脅している人間を探し出さないとね。」
夏目解説員はひみ豆の解散に焦っており、脅している犯人を探そうとしている。
コメント
:これは、夏目探偵事務所の初勤務ですねw
:脅している犯人はいない説が濃厚ですけどねw
「おそらく、ひみ民は、逆杞憂民が多いから違うと思うのよ。
ガチ恋勢も浜水さんだけなんでしょ。
すると、エド民が行っている犯行ね。
意外に豆君の隠れガチ恋勢多いし、最近、卑弥呼様と仲良くなった腹いせね」
コメント
:エド民は草
:エドのガチ恋勢をエド民というのかw
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