第45回 浜水とのコラボ開始

卑弥呼が、ツブヤイッターで俺とガチ百合のひみ民である浜水の3人で雑談枠をすると告知してしまった。


卑弥呼とのコラボは胃がきりきりしてくるけど、うまくいけば、卑弥呼と離れることができる。だから、浜水と距離をつめさせて、卑弥呼の依存先をふやしてやるぞ

浜水と卑弥呼との距離を埋めるために、裏でいろいろ浜水と作戦を練っていた。


その一つとして、浜水とは、ツブヤイッターでのダイレクトメッセージで連絡を取っていくつもり。いや、浜水の命令に従っていくというのが正しい。


逆に失敗すると、浜水が新たなストレス要因となりうる。


いろいろ考えてもしょうがないな。

俺は、案ずるより生むがやすしという格言がぱっと閃き、切り替えていこうと思った。


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卑弥呼の枠にて

「おはひみ~。みんなが待ったコラボ枠だよ。」


コメント

:おはひみ~。浜水さんどんなひとですかな?

:おはひみ~。浜水さんもいい声ですよね。

:おはひみ~。卑弥呼様、旦那さんも一緒にいるんですね。コミュ障直さないとですよ。

:おはひみ~。エドさんも一緒とは、微笑ましい。


いつものようにひみ民が、卑弥呼に挨拶しており、この配信を楽しみにしているようだ。

そんなひみ民の気持ちなど関係なく、浜水から命令が来た。


★浜水のDM

卑弥呼様の悪い点をあいさつしながら、1つ挙げろ。

私がその後、フォローするから。


いきなり、胃に来る指令だな。

ディスが強すぎたら、首絞めだし。ディスが弱かったら、注射か。

これは、本当に悪魔の2択だが、俺は中間を狙っていくぜ。


「卑弥呼様。おはひみ~。

いきなりで、悪いんですけど、今回のコラボって、本来なら俺、必要じゃないですよね。

やっぱり、リスナーって2人の百合百合したのを求めていると思うんですよね。

卑弥呼様は、俺と理さん以外にも、心を広げるべきですよ。」

俺は、説教という形で悪い点を述べた。

説教なら、卑弥呼を箱入り娘だと思っているひみ民に対して不快感も大きくない

しかも、単純な悪口と異なり、反論しづらいため罵声や首絞めは封じているわけだ。


コメント

: 確かに正論ですけど。少し冷たくないですかねエドさん。

: 正論だから、言い返せないですね。 愛をもってのことでしょうけど。いらっとしますね。

:エドさん、教育ありがとうございます。

:エドさん、あえて厳しいこと言ってくださってありがとうございます。


ひみ民は愛のある説教と捉えているため激情するものはおらず、なんとか計算通りになってくれた。



―――――――――――――――――――――――――――――

一方、厄介ひみ豆推しオタクの夏目解説員の配信は。


夏目解説員はあの説教に違和感を覚えているみたいだ。

「豆君が、卑弥呼様に説教する度胸ないと思うんだよね。

私、豆君さ。第3者に脅されていると思うよ。絶対に」

少し考えこみがら、夏目解説員は語った。


コメント

: 確か卑弥呼様に言い返せないもんな。

:夏目さん、解説者の次は探偵になるんかw




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