幻想ノ三
幻想ノ三
『許可。出来れば許可を司令官。…………ダメか……許可が下りない。』
ならば勝手に取りに行くしかないか……近くにスーパーはあるが、でも行きたくない。
遠いからだ「否」。でも行きたい。
ならばお金を置いてくるしかないじゃないか……
ならそうしよう。
メダルを置いてこよう。
メダルには種類がある。
金と銀と銅とアルミとメタルの五種類に……紙のコインに……見せかけのメダル……。
それらはこの世界の特殊ルールでもある。
スーパーに行く場合……金か銀か銅かアルミのメダルを置いていくしかない。
薬やに行く場合紙の硬貨を持っていくしかない。
遊戯場に行く場合見せかけのメダルを持ち歩かないといけない。
光買の仙多ク《クリエイション・リゼルブ》
が存在する。
この世界での決まり事というか命約(めいやく)だ。
命約は命を守るために行う行為で破ると自身の命に危険が生じる。
だからメイヤクは守らないと自身の命に危険が生じると言う可能性がある。
クリエイション・リゼルフはあくまでもルールだ。
決まり事を破っても警察官などの取り締まりを行う部隊は動かない。
だが……警察官の中にもメイヤクを遵守しているものもいる。
なのでそういう警察官や裁判官や政治家などの腐りきった考え方をもつ大人を騙すにはメイヤクを守らないといけないのだ。
だがそういうルールに縛られない存在をこう言う。
定義に縛られない
裏の意味で……通称『本物の味を知る人』という意味もある。
ある意味味覚が異常に発達している存在と言える。
人類にはまだそういうことに興味が無い存在もいる。
だからこそ食べ物の味を検分して……試食して……食べないと生きながらえないのだと我々は考える。
ルールを破る人間をこういう。
背徳の
通称アニメが好きな人だ。
代償としてアニメを毎日とか結構見ることができる嗜好性に目覚める。
彼ら彼女らは仕事をもたない。が別の意味で仕事を持っている。
ニンゲンと言うより。幻獣と仲がいいので……魔獣とは仲が若干悪いけど、アニメルカ民は魔獣のことを誰よりも心配してて……外に出ないのである。
外に出られる存在もいるが……まれである。
でも仕事をもっている人もいる。けど代償としてなかなか雇ってもらえなくなる。
なのでアニメルカ民たちはよく寝ることに特化してしまった。
だがそこで睡眠を必要としないアニメルカ民が存在した…………
そいつの名前を【幻星】と言う……
ゲンセイはアニメルカ民だ……途轍もなくアニメが好きだ……だがこの世界ではアマリアニメをやってないから……ゲンセイは星を見ることにした。
そして星を見ているうちに自分の頭の中で好きなアニメを見ることができるようになった。
いつもは寝ながら見ているが……でも彼なのか? 彼女なのか? は……アニメを見るために……外に出る決意を見出す。
アニメをもっと見たい。
頭の中のアニメを流布したい。
頭の中をみんなに公開したい。
すると……いつのまにか……手にある物があった。
それはメガネ……? グラスと……グラスメガネと……? 四角い形をした謎の道具だった。
彼はそれを装着した。
そして星の声が聞こえた。
彼の彼女の……? 使役する獣? 星の力? が決まらない……
なんだろうそれは星なのかヒカリなのか……剣なのか……
あれいつの間にかおもちゃの剣が腰に差されていた。
そうだな……こいつの名前は『ヒカリ』でいいな。
でもこれ本当におもちゃじゃないの?
本当におもちゃだ光るだけのおもちゃ。
明かりの代わりに使えるだけだ。
そうだこれで夜の街を照らせばいいんだ……すべてを照らせば……
想だ……本名は名乗るのをやめよう。
僕のニックネームは……『照良 守』……
テラ マモルにしよう。
マモルと名乗ろうこれから……
マモルは新たな一歩を踏み出した……この世の灯りを灯すために……灯りのために生きている。
【星の加護を得ました。今から本当に光の精霊を呼び出すことができます……呼び出しますか?】
『今はいい……』
【わかりました……マモル……ではまたの機会に……御機嫌よう…………マモル】
謎の声は止んだ。
だがマモルの周りには光のリングが映っているように見えたように感じる。
マモルはどこにいくのか……家の中にいるのか? わからないわからない。
さてとマモルにはついているから頑張りなさい。
『光と星と幻の加護を取り戻せば……強く生きていけるから……マモル、ファイオー!☆彡』
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