まだ序盤なので、言葉少なになりますが、淡々と綴られる男と少女の「剛筆」な物語です。刺さる人にはぐさりと刺さる、昨今のカクヨム内ではあまり見かけない、骨太な作品です。
作家。 カクヨムの隅っこでひっそりと活動中。 誰かの心の水たまりに波紋を残せますように。
最愛を得る。最愛となる。これはどこまでも「人間」の物語だった。厚みのある過去を背負い、それを下ろせるはずもなく、そして複雑な心を抱えている。イヴァンもスノウも、どちらも過酷なものを背負っている…続きを読む
スノウが自分の名前について語る時の衝撃的な生い立ちが、序盤から心に深く残り、そこから一気に話を読むのにそう時間はかかりませんでした。イヴァン自身の記憶に残された秘密と、謎の追手たちとの攻防の中で…続きを読む
非常に精巧に作り込まれた世界観とキャラクター、そして時間を忘れるほどに引き込まれるストーリー。面白いを通り越して素晴らしいの一言。ここでは内容は語りません。気になる方はぜひ読んで下さい。絶対後悔しま…続きを読む
終戦直後。傷痍軍人と戦争孤児が運命的に出会い、ともに旅を続ける中で絆を深めていく純愛物語。読み始めた頃はそう思っておりました。しかし読み進めていくうちに、人々にとって戦争とは何だろう? 終戦宣言が…続きを読む
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