第2話 エッチな巨乳令嬢✨✨💕

 校舎を出ようとすると、姫香は強烈な日差しを見上げまぶしそうにつぶやいた。



「あら、日差しが強いわ」

 まぶしそうに姫香は手でひさしを作った。


 それにしても巨乳だ。

 こんなを間近で見たのは初めてなので、ドキドキしてしまう。



 気づくと、巨乳から視線を外せない。

「すみません…… 日傘でも有れば良いのですが」

 あいにくそんな洒落たモノは持ち歩いていない。



「ねぇ、チンゴー、お迎えのロールスロイスは何処どこかしらァ」

 姫香はあたりをキョロキョロと見回した。



「ありませんよ。ロールスロイスなんてェ。

 どこの王国の殿下ですか」

 


「じゃ、お付きのバァヤは❓」 


「そんなの居ませんッて、バァヤもジィヤも……、ですから僕は一般人なんですよ」

 どんな生活をしているんだ。

 このご令嬢は……。



「仕方ないわね。今、車を用意させるから」

 彼女はスマホで車を呼んだ。



「おいおい、チンゴー

 姫香ヒメって、どっかのなのか❓」

 驚いた顔で、アキラが耳打ちをした。


「あァ~…、龍宮財閥のお嬢様らしい❗」

 


「マジ❓ 日本の政財界を裏で操るッて言う。あのの……」

 アキラは、ワザとらしく驚いた。



「まァ、政財界を裏で操っているか、どうかは知らないけど」

 とにかく日本有数の財閥である事は間違いない。



 姫香の呼んだ黒塗りのベンツで自宅まで直行だ。

 


 運転手付きのベンツなど初めて乗った。




 どうやら、龍宮財閥のと言うのは本当らしい。

 僕たち庶民とはケタ違いのセレブだ。



 アキラとは途中の駅前でサヨナラをした。

 不満気なようだが仕方ない。




 十分後、到着した僕の自宅を見て姫香は、ボソッと呟いた。



「ふゥン、これは何かの箱庭的なモノですか😳」

 目をパチクリさせた。



「違いますよ。僕の家ですよォ……😰

 どんな箱庭ですか」



「ああ、なるほどォ……、可愛らしい犬小屋ですね」



「犬小屋じゃねぇよ❗ 僕と両親が住んでいるんです」

 決して邸宅ではないが普通の日本家屋にほんかおくだ。



「ああ、そうね。わかったわ。

 リカちゃんハウスなのねェ😆🎶✨」


「オモチャの家じゃないですよ。

 家族で、ちゃんと住んでるんです❗」



「そう、じゃ地下に莫大な要塞が隠されているの 😆🎶✨」

 


「地下に要塞なんかありますかァ❗

 【ル○ンの娘】じゃないんだから❗」

 玄関を開け姫香を招いた。



「さ、どうぞ、お入り下さい」



「ええ、ありがとう✨😌✨」

 姫香は、そのまま土足で上がろうとした。



「ちょッ、ちょっと待ってェ!!

 クツは脱いでェ❗ 土足で上がらないで下さい」

 慌てて姫香を制止した。



「ああ、なるほどォ、ここはヤンキー仕様しようの土禁なのですね✨😌✨

 ご存知よ」




「別にィ、ヤンキー仕様じゃないですけど。

 普通、日本家屋は土足厳禁でしょう」

 姫香を室内へ招くと、リビングには両親が二人揃って待ち構えていた。










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