オルセッタへの応援コメント
こんにちは。
ギリシャ・ローマの神話には、神の求愛から逃げる乙女が動植物に変身したり、逆に動物に変身した神に追われたりする話がたくさんあるので、その文脈で読みました。物語の空気と、文章の手触りがうまく融け合って、いい読み心地になっていますね。
作者からの返信
こんにちは、コメントありがとうございます。
ギリシアの変身譚だとダフネーやエウロペとか有名な例ですね。
童話や好きな作家の影響もあって雰囲気作り・情景描写にはこだわっているので評価していただき嬉しく思います。
最近は諸事情で小説を読みにいく時間や気力が確保できなかったのですが、今日が最終日なので近いうちに読みに行きますね。
オルセッタへの応援コメント
「生き物たちの本棚」で拝読しました。
古風なのにごくごく自然な語り口、他のメディアでもいけそうですね。
ベテランのプロアナウンサー(できれば女性)の朗読で
オーディオブックに仕上がったところを想像してしまいます。
ヒグマというのがなかなかに意味深いと思いました。
中世までヨーロッパではライオンではなく、クマが百獣の王だったとか。
つまり、この妹は地上最強の姿に変身したってことで、
それが最後には(ありがちな展開ながら)解かれてしまうのは、
「愛の勝利」ってことですよね。すべてに愛は勝ると言う。
元が十七世紀の作品らしいので、そういう賢しらなコメントは
どこまで通るか何とも言えませんが、
うら若き女性がボス級の獣に化けて、なおかつ
自力でゴールを勝ち取るという話がこの時期にあったとは
案外現代ともつながりやすいストーリーなのかな、と思ったり。
薀蓄はともかく、典雅な響きの結婚物語にまとめ上げたお手並み、
楽しませていただきました。ありがとうございます。
作者からの返信
コメント及びフォロー、ありがとうございます。
最後のオルセッタは完全に相手の愛に押し負けた形だったので、確かに「愛の勝利」という表現は適していますね。
だいぶ前に読んだのでうろ覚えですが、「ペンタメローネ(ナポリの民話集)」自体強かな女性が多かった気がします。類話が多いこの作品でクマが取り上げられた点には、ナポリの人々の女性観があったのかもしれません。