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2022年5月9日 03:47
「生き物たちの本棚」で拝読しました。古風なのにごくごく自然な語り口、他のメディアでもいけそうですね。ベテランのプロアナウンサー(できれば女性)の朗読でオーディオブックに仕上がったところを想像してしまいます。ヒグマというのがなかなかに意味深いと思いました。中世までヨーロッパではライオンではなく、クマが百獣の王だったとか。つまり、この妹は地上最強の姿に変身したってことで、それが最後には(ありがちな展開ながら)解かれてしまうのは、「愛の勝利」ってことですよね。すべてに愛は勝ると言う。元が十七世紀の作品らしいので、そういう賢しらなコメントはどこまで通るか何とも言えませんが、うら若き女性がボス級の獣に化けて、なおかつ自力でゴールを勝ち取るという話がこの時期にあったとは案外現代ともつながりやすいストーリーなのかな、と思ったり。薀蓄はともかく、典雅な響きの結婚物語にまとめ上げたお手並み、楽しませていただきました。ありがとうございます。
作者からの返信
コメント及びフォロー、ありがとうございます。最後のオルセッタは完全に相手の愛に押し負けた形だったので、確かに「愛の勝利」という表現は適していますね。だいぶ前に読んだのでうろ覚えですが、「ペンタメローネ(ナポリの民話集)」自体強かな女性が多かった気がします。類話が多いこの作品でクマが取り上げられた点には、ナポリの人々の女性観があったのかもしれません。
2021年9月30日 17:02
企画に参加ありがとうございます‼️新しい神話を見た感覚です。素晴らしいです‼️
こちらこそ企画の設立、感謝いたします。レビューまで書いていただき大変嬉しく存じます!
2021年8月22日 00:32
こんにちは。ギリシャ・ローマの神話には、神の求愛から逃げる乙女が動植物に変身したり、逆に動物に変身した神に追われたりする話がたくさんあるので、その文脈で読みました。物語の空気と、文章の手触りがうまく融け合って、いい読み心地になっていますね。
こんにちは、コメントありがとうございます。ギリシアの変身譚だとダフネーやエウロペとか有名な例ですね。童話や好きな作家の影響もあって雰囲気作り・情景描写にはこだわっているので評価していただき嬉しく思います。最近は諸事情で小説を読みにいく時間や気力が確保できなかったのですが、今日が最終日なので近いうちに読みに行きますね。
2021年5月3日 10:05
斑猫です。 拙作のコメントが気になりお邪魔しました。 実在する物語をベースにした話との事ですが、非常に趣のある物語でしたね。 所々にちりばめられた比喩も、寓話や童話らしさを引き立てておりました。 ではまた。
コメント及びレビューなどありがとうございます。ちなみにこの作品は兄から求婚されているのに対して、ベースである「雌熊」では父が娘に求婚しています。流石に父娘では書く気になれなかったので、兄妹に置き換えました。童話や民間伝承の本を読みながら書き、情景や比喩にはこだわりました。
2021年4月27日 20:45
企画に参加して下さりありがとうございます!発想と世界観がすごく好きでした!
此方こそ企画の設立、ありがとうございます。気に入っている話なので、お褒め頂き大変嬉しく存じます。
2021年4月22日 01:25
『小説読みます!令嬢系恋愛編』に参加してくださり、ありがとうごさいます。楽しく読ませていただきました!ハッピーエンドでよろしいです!これからの執筆も頑張ってください!
⭐︎やコメント等ありがとうございます。これからも精進させて頂きます。
2021年4月18日 23:35
企画にご参加いただきありがとうございます!とても丁寧に書かれた童話ですね。お姫様と王子様、背後にうっすらと垣間見えるおどろおどろしい世界観。面白かったです。
コメント及び企画の設立をありがとうござます。童話風物語の中では割と気に入っている話なので、喜んで頂けたならば幸いです。
2021年3月19日 18:27
なんという素敵な物語…(´;ω;`)ウゥゥオルセッタが周りに流されず自分を持っているのがいいです綺麗な絵を付けて絵本にしたいくらいです!語り口、題名もめっちゃいいです!もしや誤字かもと一応ご指摘させて頂きます「もうこんなにも手を煩わせ流ようなことはしないでくれ」↓手を煩わせる?なのでしょうか…意図的であったらすいません!
誤字指摘ありがとうございます。修正しておきます。オルセッタは礼儀正しさと芯の強さを兼ねた子として描いたので、個人的にお気に入りの子です(^^)
「生き物たちの本棚」で拝読しました。
古風なのにごくごく自然な語り口、他のメディアでもいけそうですね。
ベテランのプロアナウンサー(できれば女性)の朗読で
オーディオブックに仕上がったところを想像してしまいます。
ヒグマというのがなかなかに意味深いと思いました。
中世までヨーロッパではライオンではなく、クマが百獣の王だったとか。
つまり、この妹は地上最強の姿に変身したってことで、
それが最後には(ありがちな展開ながら)解かれてしまうのは、
「愛の勝利」ってことですよね。すべてに愛は勝ると言う。
元が十七世紀の作品らしいので、そういう賢しらなコメントは
どこまで通るか何とも言えませんが、
うら若き女性がボス級の獣に化けて、なおかつ
自力でゴールを勝ち取るという話がこの時期にあったとは
案外現代ともつながりやすいストーリーなのかな、と思ったり。
薀蓄はともかく、典雅な響きの結婚物語にまとめ上げたお手並み、
楽しませていただきました。ありがとうございます。
作者からの返信
コメント及びフォロー、ありがとうございます。
最後のオルセッタは完全に相手の愛に押し負けた形だったので、確かに「愛の勝利」という表現は適していますね。
だいぶ前に読んだのでうろ覚えですが、「ペンタメローネ(ナポリの民話集)」自体強かな女性が多かった気がします。類話が多いこの作品でクマが取り上げられた点には、ナポリの人々の女性観があったのかもしれません。