第2話 神棚

これはT君が体験した不思議な話

怖いような・・・驚くような・・・

他の人とは違う不思議な体験・・・


今回はT君が自宅で体験した不思議な話

たくさん不思議な体験をするが神様の存在

それを信じたくなるそんな話

T君 11歳 小学校5年のころの話


ある日の土曜日、T君は午前で授業を終えて自宅に帰る

その日は特にすることもなく家で何をしようかと

考えていたとか

お昼ご飯を食べていつものように自室でゲームでもしようか

そんなとき

母親が神棚の水とそしてローソクを変えだした

T君はその様子をぼーっと眺めていた

T君の家のリビングには神棚が飾られていた

昔はどの家庭にもあったそうだが

友達の中で神棚を備えている家にはあまりいったことはなく

神棚の大切さやそのものの存在意義などは

よく理解してなかった


そんなことも相まってかT君は

【よし、お祈りしてるときお母さんを笑わせよう】

そんなくだらないイタズラを思いついた


母親は水を変ローソクに火を灯し

天井から下げてある神棚にお祈りを始めた

T君は後ろに忍び寄り

わき腹をくすぐった

「ははははー」

T君の母親はくすぐりに堪えることなく笑う

【やった!成功だ!!】

そう思った瞬間

ボッ!!

ローソクが勢いよく燃え出す

しかも、二本同時に・・・

天井が焦げるのではないかという勢いで燃えたローソクは

数秒と持たずに燃え尽きる

その様子を母親とT君は唖然と見る

次の瞬間

「バカ!!Tが変なことするから神様怒ったでしょ!!」

母親がT君を叱る

「ほら!!Tもいっしょに謝りなさい」

そういうと母親はローソクをあたららしく付け直し

二人で手を合わせて神棚に頭を下げた

すると

さきほどの勢いが嘘のように穏やかに

ローソクは普通に燃えていた


のちにT君はローソクの製造で稀に

勢いが強いのがあると聞いた

しかし、あの時のローソクそうだったのだろうか?

タイミングよく火力があがりしかも二本同時に勢いよく燃える・・・

こんな偶然があるならまさに神業である

そう、どの角度で見ても神様からの注意をうけた

そう思う出来事であったようだ


神様・・・

もしかしたらそれとは違うものの仕業かもしれない

しかし、目には見えない何かかが存在する

信じられない人がいて当然

信じてくださいとは言わない

ただ不思議な出来事はこの世に存在する

そんなT君の不思議な体験


では・・・

また機会があったそのときまで

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