第6話 スーパーウーマン

少し体調を崩し3日間

子ども食堂を休まなければならなくなった。


3日間

食事に困る子供たちが出てくるということで頭を抱えた。


70歳で今も尚

子ども食堂をされてる大先輩のおばちゃんがいて

相談をしてみると、休んでる間

食堂に来てくれることになり、

3日間お任せする事になった。


私は大丈夫かと心配になり

何度も食堂へ電話をかけた。


あの子は偏食だし

あの子は小麦アレルギー。


あの子はネグレクトされてるし

あの子はお父さんのお弁当もいる。


おばちゃんに

私はあれやこれや質問した。


おばちゃんはただ一言


「任せときなさい」


と言う。


私が休んでる間に、おばちゃんは子供たちと焼きそばを作ったり


野菜炒めを作ったり


ただ、代理で食堂をするだけじゃなく

調理実習までしてくれた。


3日後わたしが戻ると


子供たちは次々におばちゃんの話をしてくれた。


ピーマン嫌いだった子が、ピーマンを食べていた。


「子供を相手にする」ってことが、


どれだけ難しくてどれだけやりがいがあって奥が深いか。


私はまた、おばちゃんのパワーに感服した。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

Peace is the path Jua @jua

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ