新しい妻

早坂慧悟

第1話



             1


「わたし来週の日曜、16日で最後だから」

夕食のとき、唐突に妻が言った。俺は思わずステーキの肉片を刺したままフォークを落としそうになった。

この突然の言葉に動揺したものの、なんとかステーキ肉を口の中へ入れた。

 妻が作る肉料理はあいかわらず絶品だ。この唐突の別離の宣告の瞬間ですら美味しく感じられる。

 このヒレステーキだって、いつもの焼き加減と最後にフライパンで蒸す独特の仕上げ方が絶妙で、今まで食べたステーキの中で一番だった。肉がまろやかで柔らかいのもあるが、なにより妻の料理への工夫と愛情があるからこそ仕上がる味わいだ。

しかしそれももう食えなくなるのか、そう思うととても残念だった。

「そうか」

俺は静かに肉を噛みしめ飲みこむと、フォークをそのまま皿の上に置く。

食卓に沈黙の時が流れる。

「どうしたの、もう食べないの?」

様子を見て妻が聞いた。

目の前の皿にはステーキの肉片がまだ数切れ、隣には宝石のようなツヤのニンジンのグラッセとブロッコリがそのまま残っている。ライスはもとより食べてないが、スープだけは先に飲んでしまった。

「今の話を聞いて、なんだか食欲がわかなくなって」

俺は呟くように言う。

「えー、大袈裟!こんなのありふれた、当たり前の話じゃないの」

いまにも吹き出しそうな顔で妻は言った。

「ああ」

俺は普段は食べない皿からはじいたクレッソンを摘まんだ。

こんな時に、嫌って相手にしないものを屠りたくなるのはなぜだろう。いつも満ち足りている時は、真っ先にはじくもの。ただの付け合わせ。

初めて食べたが歯ごたえもなく苦いだけだった。

「それに、来た時から分かってたことじゃないのよ。逆にちょっと遅すぎるくらいでしょ」

「まあ、そうだな」

「わたしは、あなたが、いつまでこの妻といなきゃならないんだ!と市役所にいつか文句言うんじゃないかとハラハラしてたわ。いい加減、新しい妻がほしいでしょ。」

そう言って妻は笑った。

妻は夕食を食べ終わると、上品にナイフとフォークを皿に置き手を合わせると、いつものお茶を煎れた。相変わらず少食だ、だからやせているのだろうとあらためて妻のしなやかな肢体を見て思う。

「はい。あなた」

おそろいのマグカップの一つをこっちにも渡す。最近、俺も慣れてきた妻特製の人参茶だ。

「どれくらい、ここにいたっけ?」

「1年と2カ月・・・」

妻は赤いお茶を飲みながら言った。

「もうそんなに経つのかい、つい最近来た気がするけど」

ふふ、と妻は笑った。

「規程より二カ月もオーバーよ。交配管理官の滞留リストに載ってるでしょうね、わたし」

そう言うと妻は笑いながら、食器を手に取り流しに向かった。流しの備え付け自動皿洗い機に入れて仕舞う。

食器のデザインの趣味もよかった。あの皿は・・北欧のメーカーだったっけ、白磁に明るい緑とオレンジのデザインの・・・名前を忘れた。こんな選択は妻が思慮深く感受性豊かな人間でないとなかなかできない。

俺は妻の煎れてくれた赤いお茶の入ったマグカップを何度も無意識に手でまさぐった。お茶の暖かみがマグカップを通して手に伝わって来る。妻を愛撫しているような気になる。やがてお茶が冷め始めると、マグカップのぬくもりも消えた。俺はついさっき宣告さればかりの妻の別離を思いながら、一気にお茶を飲む。いつもは苦手なこのお茶も、なぜか今日はおいしく感じられる。妻がいなくなる時に、あまり好まなかったこのお茶を好きになるなんて、皮肉なものだ。俺は冷めたマグカップをテーブルに置いた。


               

「きみは人間なんだろ?」

別れの期日を告げられたその日、ベッドに入って服務を終えてから俺は妻に訊いた。

「なんでそう思うの?」

下着をつけながら妻が言う。

「来た時名前を言わなかったからさ、そして今も」

妻は黙って微笑んだ。

「そうだったかしら?」

俺は裸のまま身を乗り出して言った。

「今も俺は君の名前を知らないよ、とうとう最後まで名乗らなかったね。でもそれは、自分が数少ない人間だと暗にアピールしているからだろ、自分が人間であることを俺に知らせたかったんだろ。きみは人間の女なんだろ?」

妻はしばらく黙ってから言った。

「その質問は服務違反よ」

「君だって来た時名前を名乗らず、ずっとほのめかしてたんだから服務違反だぜ」

妻は言った。

「それは違うわ!名乗る名乗らないは本人の自由よ、決まりなんてないのよ。だいたい、今の時代、夫婦の互いの名前なんてあってないようなものでしょ。すぐいなくなっちゃうんだから」

寝巻に着替え終わった妻は、枕元のシェードの甘砂糖色の灯りを消す。

「確かにそうだけど、でも今までの新妻は皆、大抵はじめに名乗ったものだぜ」

俺のその言葉に、妻は冷たい口調で言った。

「それはそうよ、だって彼女らは作られた時からそうプログラムされているんですもの」



ーーー

それは何度目かの世界大戦が終わった後のことだった。

まだ食料も住居も供給が不安定で、戦争の痕跡が世の中から完全に消えてはなかったが、生き残った人々が残された過去のレガシーからなんとか産業を再興し、かつての生活を取り戻しつつあった頃のことだ。

突然のことにはじめは皆戸惑った。

赤ん坊に女の子が産まれなくなったのだ。昔より減少した受胎率、出生率の中で産まれる数少ない赤ん坊たちはどれもみな男の子ばかりで、女の子がまったく産まれてこなくなったのだ。

この異変について科学者は全力で調査をした。当時まことしやかに噂されたのは某国が戦争中使用したある化学兵器が原因なのではないかというものだった。

大戦で人間の遺伝子に作用するBC兵器が使用されて、それが人体に影響を与えたという説は終戦後すぐに流れ始めていた。それが世界に広められ人間を絶滅させる寸前までいった最終兵器の正体だった。

政府は何年にも渡って治療薬と称してワクチンを国民に与え続けた、しかし事態の解決には至らなかった。

噂によると数千か数万の割合で女の子が生まれるまで改善されたらしい、それを改善と言ってよいかはわからないが。

これにより、それまでの家庭制度は大きく揺るがされることとなった。今までのような一夫一妻制では女の子を授かることはできないからだ。かつての男女出生比の維持に必要な男女の実効相性は数十万分の一とまで言われていた。

この天者学的な確率のため、人類は限られた期間で膨大な回数の生物的な交配を試みなくてはならなくなったのだ。

いつしか生殖に関することは国家の専権事項となり服務と呼ばれるようになった。そして出生率に関する正式な発表は政府からとうとう出なくなった。

その極端な出生割合の結果か、または兵器やワクチンの影響なのかは知らないが、以後、人々はかつてのように家庭を持ち子供を産み育てることに関心を持たなくなった。

かつて世の中にあった互いの異性への関心や欲望も薄れていき、誰も異性に対して興味を持たなくなった。

かくしてかつての結婚制度はなくなったのだ。

こうして戦争後の奇跡の復興もむなしく、この悪魔の兵器によって人類は再び滅亡への道筋を歩み始めたわけだ。

妻とこのことについて話し合ったことはなかった。

既に分かりきってることだし、政府からも正式な発表は何もなく、誰に聞いたところで情報もなかったからだ。

ーーー



翌朝目覚めると、妻はすでに起きていて、朝ごはんの支度をしていた。

いつもと変わらぬ台所の風景、妻が包丁を使う音、これらが突然なくなることが信じられなかった。

電子新聞を片手にねむけ眼で食卓のイスに着くと俺は妻の背中を見ながら言った。

「ああ、君とも今週でお別れか」

何でもない風を装って、新聞の紙面をめくる。新聞の内容が全く頭に入ってこない。

妻はキッチンの方から顔を出して答える。

「まだ一週間あるじゃない!その間に得意の料理はすべて披露するわね、あなたが後悔しないように」

妻が朝ごはんを食卓に並べる。

ご飯半盛り。ワカメと豆腐の味噌汁。甘焼き卵。ベーコン。ホウレン草のおひたし。胡麻豆腐。アジの開き。焼きのり。白菜の浅漬け。白豆の甘煮。金山寺味噌。

所狭しと小鉢が並ぶ朝食の食卓をみながら、いつもながらすごいと俺は思った。

こんな多彩でバランスの取れた朝食は妻が思慮深く思いやりのある人間でないとなかなかできるものではない。

「なにか最後の日に食べたいものある?」

向かいあって、味噌汁の椀を手に取りながら妻が訊いた。

「最後の日はあれがいいな、ロシアの・なんだっけ肉煮スープの旨いやつ」

朝食を食べながら俺は言った。

「ボルシチ?」

「そうそう、あれの白いやつ」

「ふふ、あれはわたしのオリジナルよ。白の特製ボルシチ。普通のボルシチは赤いのよ。でもああしたほうが肉のコクがでておいしいの。」

「へぇ」

そんな他愛のない話をしばらくした後、しばらくしてから妻は言った。

「ところで、あなた記憶はいつ消すの?」

「この記憶は、まだ当分消さないよ」

俺が咄嗟にそう言うと妻は驚いて言った。

「え?珍しいわね、そんな人めったにいないわよ」

「きみはどうするんだい?」

「わたしは・・・消すわ、あたりまえでしょ。もう手術の予約も入れたし、終わりの日に病院に行って、お医者さんにやってもらうわ。」

おひたしを摘まみながら妻が言う。俺が醤油を取ろうとすると手を伸ばしとってくれた。

この質問に答えることで、妻は暗に人間であることを認めていた。しかし、俺はもう昨夜の話の続きをすることはなかった。

「君が記憶を消すのも服務規程にあるから?」

「まさか!わたしの自発的な意志よ。消さなきゃ、やってられないでしょ。新しい夫の所に行くのに、あなたの記憶が残ってたんじゃ、今後のわたしの服務に影響が出るわ。」

鉄の急須で赤いお茶をいれながら妻が言った。そして注いだ湯呑の一つを俺の前に置いた。

「そうかい。」

「そうよ。当たり前じゃない、みんなそうしてるわ。」

そう言って妻は自分で注いだ茶を飲んだ。

妻の言ったみんなというのは、他の生身の人間の女のことだろう。通常の女性型疑似生体は用済み後は廃棄されるから、いちいち記憶の削除など行っていないはずだ。

「俺もいままでは消していたけど・・。今回はね、こんなに色々と食事を作ってくれた妻は初めてだったしね。なんだか新鮮で勿体ないから、しばらくは記憶に残しておくよ」

「ふうん、そうなのね。」

そう言って妻はいつまでも俺を見ていた。


それから一週間は何の変哲もなくあっという間に過ぎた、最終日はすぐに訪れた。

妻はすでに自分の荷物は次の夫の元に送っていて、去るときは大き目なボストンバック一つで事足りた。

また来週から新しい妻が来るため、妻の痕跡が残らないように彼女が選んで買ったものはみな部屋から取り除かれていた。

あの趣味のいい緑とオレンジの食器もいまはなく、以前からあった汎用の灰色の器があるだけだ。俺は部屋がひどく殺風景になった気がした。

夕方、妻を玄関のエレベーターに見送りながら俺は言った。妻は記憶を消す手術を受けるため、最後の晩飯は取らずに去った。

「結局失敗だったんだね、俺たちの交配は。」

 妻は答える。

「それはわからないわ、妊娠の結果にはまだ時間がかかるもの。これから95日の経過期間に入るけど、もしかしたら女の子が既にここにいるかもしれないわよ」

妻は自分のお腹をさすると微笑んだ。

「そこに女の子がいるといいな。そうすればきみもここにきた甲斐があるというものだぜ」

「どっちにしても私たちのものではもうないけどね」

妻が笑いながら言う。

「君はいいよ、しばらく育てられるのだから。俺なんか画像や映像か何かで見れるくらいだろ」

「残念ながらいまはその制度もないわ。出生後の管理は服務規程により国家機密ですから」

「そうなんだ・・」

「じゃあね、お世話になりました。あなたと夫婦になれて楽しかったわ」

妻は笑って言った。

「ありがとう、きみも元気でな」

妻はその言葉に反応はせず、いつもの調子で言った。

「晩御飯は冷蔵庫の中に用意しといたから、ボルシチ。レンジで温め直してから食べてね。食べた後、食器やごみはそのままでいいわ。月曜の朝に来る新しい奥さんがやってくれるでしょう。あなた最近飲み過ぎだから、ビールは一本までにしといてね、これからも健康には注意してね。」

それだけ言うと、妻は背を向けてエレベーターの中へ向かっていった。

まるで買い物に行くような感じだ。とても永遠の別離とは思えなかった、俺は妻という温かい存在が一気に消滅していくのをはじめて感じた、とっさに声をかける。

「あの・・待って!」

「どうしたの」

妻が取り振り向いた、その瞳が涙ぐんでいるように見えたのは、俺の自惚れだろうか。

「もう最後になるけど、きみの名前を聞いてなかった。」

妻は微笑むと言った。

「みゆ。やっと聞いてくれたね、ありがとう‥あなた」

そう最後に言い残し、妻はエレベーターに乗り込むと背を向け去って行った。


その夜、俺は妻の作ってくれた白いボルシチを冷蔵庫から取り出すと、温めることなく一人食べた。ビールは飲まなかった。

 

         

   

「み・ど・り(碧)、漢字コード115P9です。どうぞよろしく、旦那さま。」

月曜日の朝にあたらしい妻が来た。玄関を開けるとあでやかな服を着た若い女が立っている。

美しい顔をしているが、しかし表情がどこか人工的でぎこちない。

ショートカットで目が大きいのは、事前にリサーチした俺の女性の嗜好を反映してだろう。

体はほっそりしている割にやけにグラマーだ。特に胸と腰に印象付けるような肉付きがある。これは生身の人間を妻に出来ない大多数の男に対しての国家からのせめてもの慰めなのだろうか。その技巧的な処置はますます彼女が不自然で人工的な存在であることを印象付けた。

俺は直感でいつも通りこいつは人間ではないと思った。

そしてあの前の妻のことを決して忘れまいと、新しい妻を部屋に迎え入れながら俺は固く決心した。



                2        

半年後、夕刻のショッピングモールを妻の碧と歩いていた。

新しい妻との生活にもようやく慣れてきて、特に不自由は感じなかった。

どこかぎこちないとはいえ、新しい妻はよく俺に尽くしてくれた。

彼女は最低限のことはしてくれたから傍目には何一つ不自由の無い普通の夫婦に映ったことだろう。


しかし俺は新しい妻と日々過ごせば過ごすほど、あの前いた妻のことを思い出していた。


あんなに毎晩違った手の込んだ料理を出していたのも、朝食のときもあんなに手間をかけ沢山の小鉢を並べたのも、食器や内装に拘り特に人間の感性に訴えるデザインや色調のものを集めたのも、今となっては自分が生身の人間であることを静かに訴えていたからかもしれない。


服務に逆らうことはできなくとも、そのことを俺に気付いてほしかったのかもしれない。 そういえば妻は本も好きで、よく読後の感想を夜の寝室で俺に話してくれた、今の妻にはそんな機能は備わっていない。

俺は妻が最後に読んでくれた戦前の古い小説「モンテ・クリスト」の一節を思い出すと、懐かしさを込めて心の中で呟いた。


『この世において、最も大きな不幸を経験した者こそ、最も大きな幸福を味わえるのです。貴方はこれから先、生きていくのが如何に楽しいかをお知りになるでしょう。』





「じゃあ。わたしはこれから、地下の生鮮物売り場に行ってまいります。旦那様、待ち合わせは場所はいかがいたしますか」


ふいに階段の手前の2叉路で、妻の碧は足を停めると俺に聞いてきた。

何らか感情を読み取ろうと、俺は碧の美しい目を見つめた。しかし、そこに綺麗な瞳があるものの、人間的なものは何もなかった。

「最も大きな不幸を経験した者こそ、最も大きな幸福を味わえる・・か」

俺は独りつぶやく。

妻の碧の動きが一瞬止まる。

「旦那さま、理解が出来ませんでした。繰り返しますね。旦那様、待ち合わせの場合は、いかがいたしましょうか」


俺は目に涙が溢れる気分に襲われ言った。

「ああ、いつものスターベックスの前で一時間後でどうかな」

「承知いたしました。それでは後程。」

碧は人工的に微笑むとそのまま地下売り場に向かって歩いて行った。

俺は待ち合わせの時間までスーツでも見ようかと紳士服売り場に向かった。


ちょうどその時だった。目の前の通路前方から、見覚えのある帽子をかぶった女性が歩いてきたのだ。すぐ横には夫だろうか、同じくらいの年の男がいてなにやら楽しそうに話していた。


近づくにつれて、それが紛れもなくあの前の妻であることがわかった。


顔や髪形はもちろんのこと、背格好、服装の感じ、なによりあの帽子は俺が妻が来た初日に記念に贈ったものだ。かわいらしい花のモチーフが付いている。

妻は帽子を見ながら、この派手なモチーフは被るのにちょっと勇気がいるわねとうれしそうに笑っていた。俺といる時はあまり被らなかったが大事に捨てずにとっといてくれたんだな。


 あれが妻だとすると、俺との「服務」は結局成就しなかったということか・・・。

しかし2カ月も延長が認められたのだから、なにかしら期待はあったということだろう。


そうだ、受胎はあったのかもしれない。しかし女の子ではなかったのだ、男の子だったのかもしれない。そうだとしても、・・結果的にはかわいそうだったな、あの赤ん坊。俺は妻と命を絶やした子供に何とも言えないもの悲しさを覚えた。


しかし数少ない女である妻には、人類を救う服務がある。今度の配偶者と相性が合えば今度はちゃんとした女の子が成就されるかもしれない。

そうすれば彼女もしばらくは服務から解放されて自由になれるはずだ。


自分のもとには戻っては来ないとしても。


その希望は、まるで自分のことのように俺の心を満たした。

記憶が無い妻は俺に気付かず、新しい夫と楽しそうに話しながら近くをすれ違った。


みゆ


俺は彼女とすれ違うとき、妻の名前をはじめて呼んだ。



              〈終〉


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新しい妻 早坂慧悟 @ked153

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