優先順位を間違えるな


 こんにちは、RURIです。今回は、「受験における優先順位」を意識して学習を組み立てましょう、というお話です。今回は特に、現役生向けの内容かもしれません。


大前提として覚えておいて欲しいのは、「受験生に時間は無い」ということです。特に現役生は時間がありません。それもそのはずで、受験における出題範囲というのはかなり広く、全てを完璧にするのは天才的な頭脳の持ち主でない限りは不可能ではないかと思えるほどのものです。つまり、時間が幾らあっても足りる訳がないのです。

ですが、全ての範囲を完璧にしなければ大学に受からないか? というと、それは否。志望校の求めるレベルに達していれば、志望校合格という結果を勝ち取ることが出来るのです。


ここで意識して欲しいのが、冒頭での「優先順位」です。時間が無い中で、合格に必要なだけの得点を取れる様にするには、勉強の優先順位を間違わない様にしなければなりません。

 例えば、目指す大学が共通テストは配点通り5教科7科目で900点、個別試験は英語300点、数学300点、理科150点✕2科目の計900点という配点だとしましょう(つまり、理系志望ですね。文系志望なら、理科が社会科に置き換わると思って下さい)。ここで、得意科目が数学、苦手科目が国語と化学だと仮定した時、優先的に学習すべきものは何だと思いますか? 少し考えてみて下さい。

では、続けていきますね。もちろんどの程度取れるのかによっても変わってきますが、とりあえずここでは細かいことは置いておくとして。

今回挙げた例だと、「得意な数学を伸ばす」とか、「苦手な化学、国語を克服する」ことの優先順位が高いと考える方が多いのではないでしょうか。確かにこれらも大切なことです。が、配点を考えてみると、意外と弱点克服は優先順位が高くないかもしれません。国語は克服して4割だった得点率が8割にまで上がったとしても、上がったのは80点にしかなりません。しかし、そこに掛ける労力はそれなりに必要になります。では、英語に労力を掛けて、得点率が2割上がったとすればどうでしょう? 個別試験で60点、共通テストで40点の計100点上がる計算になりますね。ということは(各教科、同じ割合を上げるのに掛かる労力に差が無いと仮定すれば)、同じだけの労力を掛けても上がる得点が変わってくる、と言えますよね。もちろん、同じ割合だけ上げるにも40点を60点にするのと、60点から80点にするのとでは掛ける労力は大きく変わりますし、その科目が得意かどうかによっても変わってきます。故にやるべきことの優先順位は個々によって変わってくることにはなりますが、「何からやらなければならないか」というのは常に意識して学習を進めて欲しいな、と思います。


それでは今回はこの辺で!

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