第2話 婚約披露パーティー?宣戦布告の間違いでは?

次の日 

 

「おいバルバドス!逃げさせろ!」

「断る。娘の晴れ舞台に婿がいないのはおかしい」

「何でお前の息子にならんといかん!<転移>」

「まぁ待て、今回は貴族派がお前に対して喧嘩を吹っ掛けて来ると思うから暴れていいぞ」

「まじで!サンキューたまには本気で暴れたかったんだ」

「ほどほどにな」

▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼

次の日


「これよりわが娘カノンとアトラ・フェルリルの婚約パーティーを開催いたします」


司会が言った


「お待ちください。国王陛下、どこの馬の骨とも知らない男と王女様を婚約させるのですか?政略結婚ではないのですか?」

「彼は私の親友だ、間違いなく信用できる。そなたたち貴族と彼、どちらかを選べと言われたら間違いなく彼を選べる程に」

「ご乱心を!なぜ貴族である私たちより平民を選ぶのですか!

そこの平民!痛い目をみたくなかったらさっさと婚約を撤回しろ!」

「嫌だよ、バルバドスがどうしてもと言うんだし」

「国王陛下を呼び捨てとは!己、お前に対し宣戦布告を申し立てる!」

「良いの?僕の一族総出で消しにいくけど?」

「お前の一族等たかが知れている!見得をはるな!」

「そうか…なら…召喚<ブラックフェルリル>」

  

アオォーン


「何だ!その魔物は!」

「魔物とは失礼な!我はフェルリル様の眷属であるぞ」

「フェルリルだと!どこに!」

「ここに、俺の母親は狼王 ユグドラシル、貴族しか知らない情報だよ?」

「なっ!はったりだ今すぐ王都の外で戦争だ!」

「わかった」


内心ワクワクしていた  


▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼


「<念話>」

(母さん、起きてる?)

(起きてるわよ?どうしたのアトラ)

(さっき貴族に宣戦布告された一族に対して)

(アトラのこと知らないなんて馬鹿ではないの?)

(そんなことはいいよ、母さん一族全てつれてきて、父さんもね)

(ハイハイ)

「始めるか」


シュンザザッ


「母さん、早かったね後大きくなったね、ミク」

「お兄さま当たり前ですフェルリルは成長が早いのです」

「敵は?」

「あちら」

地平線の方を指差した


「多いわね」

「だろ」

「そうだなぁ」

「父さんいたんだ」

「ひどくないか!」

「とりあえず攻めるか絶刀 虚影からの<斬絶>」


シュンシャキンザザザザザ…ドカン


「半分くらいぶっ飛んだかなぁ」

「やりすぎだ眷属召喚<アルテマウルフ>」

「父さんも何壊滅級召喚してんの」


魔物の位

低級 

中級

上級

帝級

超級

ここから神獣・準神獣・神獣の眷属

殲滅級

壊滅級

破滅級

神滅級 

天王級

神王級…母さん、父さん、ミク

究極級…じいちゃん、ばあちゃん 

絶級……俺


貴族side


「あれはなんなのだ!何で壊滅級のアルテマウルフがいるのだ!」

「それは父さんの眷属だからね」

「誰だ!」

「俺だよ、アトラ・フェルリル」

「なっ!お前は何者だ!」

「俺は絶王 アトラ SSS ランク冒険者にして神獣覚えなくていいよ君は死ぬから」

「何故だ!」

「神獣に喧嘩を吹っ掛けておいて生きてられるとでも?」 

「すいませんでした!何でもするので命だけは!」 

「バルバドスに聞いて?俺は問答無用だけど。それではバイバイ」

俺は右手に魔力を込めた


「待っ…」


「絶刀 黒練」


彼は人の形も残らず切り刻まれた


「来世では安らかなる死を、神獣に喧嘩を占いようにね」


こうして婚約披露パーティーもとい戦争は終わった…はずだった


「それで?アトラ婚約ってどういうこと?」

「お兄さま?説明してください」

「これはお祝いだな!」


なぜか怒るミクと能天気な父さん、婚約について聞いてなかった

母さんがいた


「ヤバっ<転…>」

「させるか!封印結界」


逃げられないようだ

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る