日嗣の有力候補であった謎の皇子の物語

 押坂彦人大兄皇子と聞いて誰の事か分かる方は少ないかと思いますが、今日の皇室はこの皇子の子孫にあたります。
 そんな皇子ですが、日本書紀では大した記述が無く、「大兄」であり「太子(ひつぎのみこ)」でありながらも皇位を継承できなかった理由も記されていません。(まぁ推して知るべきですが)

 話は物部、蘇我の直接対決前夜にスポットを当てており、題材的にも非常に珍しいかと思います。
 歴史の表舞台で活躍した迹見赤檮の影で彦人皇子の暗躍があったのか?

 そんな想像をさせてくれると思います。