第3話 葉精さん (ようせいさん)

素の詩 Something dropped 作者 小鷹 りく

    第9話 枯れ葉


 下記詩を受けて作った詩になています。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054921997703/episodes/1177354054934011583




わぁーーーい、みんなお顔を出してる。

枝枝えだえだに、芽吹めぶきます。


あついねぇ~、雲さんも風さんも来ないね。

枝枝えだえだで、かさかさがやがや、緑いっぱい。


きゃーーー、風さんと雨さんがあばれてるぅー。

枝枝えだえだが、めちゃくちゃにらされても、頑張っています。


あの子あかくなってる。風さんが最近冷たいの。ツンデレさん。

枝枝えだえだが、冷たくなった風で葉っぱが色付いて、とても綺麗きれいです。


みんな、仲良くしてくれ有難う。私、風さんと一緒に行くます。

枝枝えだえだから、葉精ようせいさん達がい降ります。


ひらひら、ひらひらい降ります。

地に降りて、風が吹くと共に去って行くます。


旅に出るの、風さんと世界を見に行くの。

丘を越えて、お山を越えて、お空も越えて、お星さまの世界にも、きっと行くでしょう。


お陽さまも、お月さまも、お星さまも、大地も、大空も、お母さんの木も。

覚えていてくれるでしょう。だから安心、消えたりしないよ。

その想いが、一緒に時を過ごしてるあかしなんだ。

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