【retoro】

食器屋さんラストは、retoroさんです!

ここのお店も、この街の中ではまだ新しい方のお店です!

しかし、この街で人気ナンバーワンの食器屋さんなんです!

気になりますよね?気になりますよね?

私も気になります。なので、今日はretoroさんを堪能しましょう。


「サテラさん、荷物が軽くなる魔法とかないんですか?手がちぎれそうです……」

「そんなに買うからでしょ。まぁ、物を軽くする魔法は無い事は無いけど……」

「え、使ってくださいよ!」

「いや、ダメ。この魔法は一時的なものじゃなくて永久的なものだから、対象物の重さは一生元に戻らないの」

「………。やめときましょう」


魔法には便利なものもあれば、一歩使い方を間違えてしまえば取り返しの付かないことになる事もあるのだ。


「あ、ここじゃないですか?」


そうこう話している間に retoroさんに到着した。


「いらっしゃいませ~」


ん?なんだか聞いたことのある声。


「あれ、サテラさんじゃないですか!私の事覚えてますか?」


そう声を掛けてくれたのは、一度お店に来てくれたことのあるエルフさんだった。


「エルフさん!このお店で働いてたんですか?」

「働いていると言いますか、なんと言いますか……。実は、ここ私のお店なんです」

「え?!」


まさかの展開だ。街で一番の人気を誇るお店の店主さんがエルフさんだったなんて。


「お店やってるなら前来た時に言ってくださいよ!」

「すみません、あの時はまだオープンしてなかったので……」

「そ、そうだったんですね」


この短期間で人気ナンバーワンのお店にするなんて、エルフさんの潜在能力恐るべし。


「サテラさん、横の子は?」

「あ、新しいスタッフの葵ちゃんです」

「あ、えっと、水野葵です。よろしくお願いします」

「葵ちゃんか!ん?なるほどね。人間と魔女のハーフなんだ」


さすがエルフ族。葵ちゃんが人間だったことがすぐにばれてしまった。


「エルフさん、めったに見ない食器とかってあったりしますか?」

「ありますよ!数はそんなにないんですけど……」


なんだか今日は運がいい気がする。もしかして、雪でも降るのだろうか?

私はそんなことを思いながらお店を見て回った。

普通の食器から、少し変わった形の食器まで豊富に取り揃えられている。


「お待たせしました!これが滅多に見ない食器です!」


 




「ありがとうございました!またお店遊びに行きますね!」

「はい!お待ちしてます!」


私は、衝動買いでエルフさんが持ってきた食器を購入した。

気になる食器は、また紹介しますね!


と、本日のウィッチカフェはここまで!

次回は定休日編最終です!最終日は、食材などの買い出しです!

是非楽しみにしていてください!

では、良い夢を🌙

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