　こちらの作品は、安佐ゆう様の【企画テーマ】「ダンゴムシ」のために書いた作品です。

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　初夏の気だるい日曜日の朝遅く。

　ついつい寝坊していると、彼が叫んだ。

「おまえ、いつまで寝ているんだ」

「だってぇ」

「身体をひらけよ。それじゃあ、なんもできん。ダンゴムシかよ」

「うふふ、名付けて”ダンゴムシ鉄壁の守り”」

「……」

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