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 二週間、俺は悶絶躄地した。地獄のような毎日だった。医者に処方された薬は全く効かず、俺は絶望していた。

 だが俺は唐突に、そして刹那的に苦しみから解放された。

 万感胸に迫る。俺は狭い天井を仰ぎ、思わず安堵のため息を漏らした。

 トイレの水を流した後も、雲を踏むような軽さはしばらく続いた。


 ――お題:「万感」、2020年11月4日。

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