Q. 私の服装はどっちだ!?

 性別迷子の朝は人それぞれである。ま、当たり前やね。朝起きて色々すると思うんだけど、着替えはするやろ。それから、一般にメイクと服装、アクセサリーとかもが性別にめちゃくちゃ関係があることは異論はないと思う。


 さて。性別迷子の服装といえばどんなものを思い浮かべるだろう。

身体が男性なら無難にシャツ黒ズボン、タイトは避ける?

身体が女性的なら胸をつぶしてシャツを着て、ズボンを履いて、スカートは避ける?ヒールのある靴は絶対いや?

人によるだろう。知らんけど。でも、こういうのはよく見る。



 私の話をしよう。メンズもレディースも着ます。もちろんズボンもスカートも。ごついブーツもハイヒールの靴だって履きます。アクセサリーだってつける。


 じゃあなんでそういう格好をするのか。理由は簡単で、格好に心の性別は無いと考えているから。スカートは女ではない。ただの布(革とかかもしれんけど突っ込まんといて!)と糸と金具とかそんなものでできている服だ。靴のかかとが高いだけで女だなんて笑っちゃう。メイクをするから男らしくない?男らしいとか女らしいとかが分からないから性別迷子やらせてもらってるんだよ。


 服装は無言で私たちのメッセージを周囲に伝えている。けれど、スカートを履いた人の身体の性別も心の性別もどうだっていいと思うのだ。隣にスカートを履いた男性?っぽい人がいてもただの隣人でしかないし...人のことをそこまで気にしない。そんで、スカート履いただけで何か変わる?ただの布やで??自分がスカート履いてもどうでもよくない?恰好変えただけで身体変わらんで?残念なことに。


 私は服装に自分の性別を代弁させるつもりがない(社会はそうでないから、勝手にジャッジされてるだろうけどそれこそどうだっていいことだ)ので好き勝手な服装をしています。私が服に求めるのは、自分の好みに合うかどうかだけです。服全般に求めるのは家で洗える、それから、できるならしわになりにくい素材でできていることです。後は動きやすいかどうか。走れるカッコしときたいねん。そん位。


 パターンが男女で違うから...っていう説明を見ることもあるけれど、店によってマネキンも違うし私の場合は体の性別にあっても自分の体型に合わないことの方が多い(これまでぴったりだったの1ブランドしかない...)ので変に合わされてもなって思う。例えば試着で一つの服を着ても、上から順に自分からしたら大きい、普通、小さい部分があったりして、サイズを上げても下げても合わない。そういうことが多いのでせめて大きい、大きい、普通とかにしたいんですよね。というかマジで世の中の人こういう体型なん?サイズ合うん?って思うこと多すぎて無理やわ。自分の身体だけの性別に限って服を探してたら着る服無くなるわ。


 そんで、性別と服装リンクしてないって考えてるので、スカートは嫌だから私は男かも...みたいなのを見ると???と思います。スカートが嫌な女もおるやろし逆に好きな男もいるやろ...個人の好みやん...

 私は動きづらい恰好を好きになれないので、基本的に女性用のスカートスーツは好みませんけど動きやすかったらそこまで抵抗ないんとちゃうかな。ズボンスーツは男性用女性用どっちも履きます。その日の行動予定考えて、靴決めてからどっちにするか決める感じ。大体楽なほうが好きやから...


 メイク。これも性別ないやろ。口紅つけたかて口紅つけた私になるだけやん。ちょっと口の色変わったけど。って思うので気分が乗ったらします。好き勝手してるのでめっちゃメイクきつい時も、一切何もしない時もどっちもあります。


 普段、襟付きシャツ、黒い羽織(普段はカーディガン、ちょっとだけきっちりするときはジャケット)、黒いズボン、黒いベルト、靴はスニーカーか黒い業務用ッぽいやつが結局性別あんまりないちょっときちんとしてる恰好で買う店を選ばなくて楽なんで結構します。カジュアルが似合わないのもありますし、真面目で大人しそうな服装なのである程度どこでもなじみます。馴染みすぎて店で商品の場所聞かれたり、おしゃれな店に客として行くと途端に浮きますが。


 こういう考えしているクエスチョニングも少ないやろうから書きました。心が男性に近づいたら...とか女性っぽいときは...っていう流動性ある人の話と、中性的な恰好がしたいんです!っていうのははよく見るけど自分に近い人はあんま見かけんしな。恰好で自分は変わらんけど、見られ方は変わるのでそれだけ気を付けてフォーマルな場では締めるときはきっちり締めて(身体の性別のドレスコードに従って)ます。(毎日でもないしそこ抑えるだけでいいから楽やと思う。)(カテゴリー分けされている感じはあってちょっと削れる時もあるけど、基本図々しいし、自分でそういう場での服装を決めるの面倒なので大人しく従う)




 誰かが読んでくださるなんてことあまり期待もせずに1話を書いたので、久しぶりにログインして評価がついていてとても驚きましたし嬉しかったです。ありがとう。

 ストレスなく見られるドラマが見つかったと前回の最後に書いたんですが、現実(自分のこれまで)と比べてしまって、一人で心が辛くなってしまうため一回見てそれっきりになってしまいました。けれど一回目の一気に見終わった後は、心地よい爽快感がありました。なので、これから傷つかずにみられる日が来るといいなと思いながら心の隅に置いています。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る