第34話 好プレー連発
開始早々の徹の3Pシュートと、玲音のアリウープで7グループは好スタートを切った。そして、流れは7グループへと流れている。
ー開始1分で5点取れたのはでかいぞ。とりあえずこれで流れは掴んだし、後はガードである俺が試合の流れをコントロールするかが勝利への鍵だなー
「ディフェンス一本!ここ集中してディフェンスするぞ!」
「「「「おう!」」」」
この相手のオフェンスを止めることで相手に焦りを感じさせる為に幸也は声を掛けた。そして、味方は頼もしい返事をくれる。
ここで幸也が分析した相手チームの特徴は、ビブス1が、
ビブス2は、今度は無理をせずにボールをSGであるビブス4へ預け、逆サイドへと移動する。ボールを貰ったビブス4は、そのままリングとの角度がない0度のところでFのビブス3にパスを出し、ディフェンスをしている玲音の横に腰を落とし、オフェンスの手助けをするスクリーンプレーをする。ビブス5はスクリーンを使いドライブを仕掛けてきた。
「とおっ!」
バコッ
Cである冬馬が声を出しながら、ドライブに来たビブス5のシュートをブロックする。溢れた球を玲音が拾い、すぐに幸也へとパスを出す。
幸也は、パスを貰う前に前を確認し、すでに走っている
パスを貰い、すぐに走る優の前に絶妙なパスを出す。パスを貰った優は、そのままリングへボールを叩き込む。
「流石幸也君です。パスもいい感じのところに出してくれたので、ダンクもやりやすかったです。それに、パス制度は絶対に去年よりも上がってます!」
「カァ〜、俺が叩き落としたんだから俺にボールくれよ幸也〜」
「今のも速攻が出せたから出したんだって。セットプレーになった時はいつも通り期待してるからもう少し待てって冬馬」
冬馬のブロックと優のダンクで得点は7-0となる。
しかし、次のオフェンスで相手側はパスを回し、SGのビブス4がフリーの3Pシュートを決め、7-3となった。
ーここは一度ペースを落として確実に点を取りに行くかー
ボールをゆっくりと運び、冬馬へフリースローライン辺りまで来てプレーをする、ポストプレーを要求する。
冬馬はポストでボールを貰い、パスを出した幸也はマンマークされている玲音のマークマンにスクリーンをし、マークを外す。3Pラインより後ろでフリーとなった玲音は冬馬からパスを貰いフリーで3Pシュートを打ち、綺麗に決める。
再び相手に点を取られてしまったが、こちらは今度は徹のフリーを見逃さずにノールックでパスを出し、徹はシュートを打つ。
バコッ
「うりゃっ」
ガコッ
徹のシュートは惜しくもリングに嫌われ落ちてしまったが、冬馬がリバウンドでそのままボールをリングへダンクする。
相手チームに点を取られてしまったりするがこちらは安定したシュートやリバウンドでどんどん点数を重ねる。
ここまでで幸也、玲音、徹の3Pシュートが計4本、全員の2Pシュートが計8本と、大量得点である。
1Qも残り8秒、ビブス2が3Pシュートを打つも外し、冬馬がリバウンドを制する。
「速攻!」
1Qラストの速攻を指示する。走っているのは相棒の玲音。玲音とのパスのやり取りで華麗にディフェンスを抜く。
「幸也、ラストのブザービートよろしく!」
玲音は幸也の斜め上にボールを出す。
ーまだ誰にも言ってないのにお見通しかよー
俺はみんなに秘密にしていたのに相棒の玲音に見破られていて思わず笑みが溢れる。
「任せろ!」
幸也はリングへ向かって高く跳び、ボールを掴みリングへバザーが鳴る瞬間に叩き込む。
1Q目が終わり、7グループ対8グループの得点は30-15と8グループの得点の2倍、ダブルスコアとなり、すごくいい感じにである。
休憩の2分を挟み、2Q目もスタートしたが幸也の試合のコントロール、徹の3Pシュートや、玲音、優の2Pシュート、冬馬のリバウンドからの得点など、7グループのシュートの雨は止まらず、8グループに55-23と快勝で第一試合を終えた。
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皆さん、お久しぶりです。春幸夜空です。
やっと、定期テストや検定などが終わり評定もでて、受験への日々にほんの少しゆとりができたので、やっと『美少女と共に過去の栄光を再びに』を更新することができました。
そして、なかなか更新ができないなか、作品のフォローを外さずに待ってくださった方々、ありがとうございます!
これからも読者の方々を待たせてしまうことの方が多いと思いますが、今後も『美少女と共に過去の輝きを再びに』をよろしくお願いします。あ、あと、♡と☆が欲しいです〜!応援コメントも欲しいな〜!
美少女と共に過去の輝きを再びに ハルくん㌥ @Harukou
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