3 神酒

 もともと大したことのなかったイゾルテの病状は、残念ながらすぐに快復してしまった。そろそろ祝賀会に出席しなくてはと思いつつも、だらだらと後宮に篭っている間に1月8日にもなってしまった。客は来ないし、手紙も届かないし、メイドたちは彼女を深窓の令嬢のように(というか姫君なのだが)扱ってくれるし、「後宮で暮らすのも悪くないなぁ」と、彼女は思い始めていた。もっとも離宮のメイドたちが彼女を深窓の令嬢のように扱わないのは、彼女が深窓にも篭っていなければ、令嬢らしからぬ言動をしているからなのだが。

 だが彼女はいつまでも後宮にいる訳にもいかなかった。幸いこの間に届いた贈り物は、小さな紙の袋{ポチ袋}に入った謎の紙{千円札}だけだったが、白鳥{スワンボート}みたいに巨大な物が届いたらごまかしきれないのだ。それに明後日の立太子礼には必ず出なくてはいけないので、彼女は後宮を出て離宮に戻った。


 馬車で離宮に戻ると、裏門の前にアドラーが立っていた。彼と会うのは渡河阻止作戦の時以来、およそ一ヶ月ぶりだった。

「アドラー、久しぶりだな」

彼女が馬車の窓から彼の背に声をかけると、彼はビクリと震え、ゆっくりと振り返った。

「ひ、姫? 風邪で皇宮に閉じこもってるって聞いてましたけど、大丈夫なんですか?」

「まあ、半分は仮病みたいなものだ。とっくに治ってたんだけど、折角なんでサボる口実にしてたんだ」

「病み上がりならこんな所にいちゃダメですよ、早く部屋には入らないと! さあさあ!」

妙に急かすアドラーを訝しんでいると、離宮の中から足の生えた大樽が歩いてきた。

「アドラーさん、あんまり残ってないとはいえ重いんですよ! ちょっとは手伝って下さい!」

アドラーは片手で目元を抑えて「あちゃー」という顔をしていた。事情は分からないが、どうやらイゾルテに見つかってはまずいもののようだった。

「殿下に見つかったらどうするんですか?」

まさにその殿下の前で悠長なことを言う大樽が裏門に辿り着くと、その後ろにあったムスタファの顔がようやく露わになった。イゾルテの姿を見て「げっ!」と凍りつく彼の前で、彼女はアドラーに聞いた。

「私に見つかったが、どうするんだ?」

アドラーはだらだらと冷や汗を垂らした。



 離宮には数々の祝賀会の招待状が届いていた。本来は断りの返事を書かねばならないのだが、執事が代書しておいてくれたらしい。本人が皇宮で寝込んでいたことは相手も知っているだろうから、失礼とは思われないだろう。だが次に会った時に軽く謝罪しないと角が立つので、彼女は一通り目を通し、その中の一通に目を留めた。それは新神殿建立委員会の祝賀会(という名の飲み会)の招待状で、期日はまさに1月8日だった。

――面白そうだな、行ってみるか。



 新神殿建立委員会の委員たちは奉納仕合以来、不定期に集まって飲み会を開いていた。場所は奉納仕合の打ち上げをした庶民的な酒場なので、もちろんイゾルテは抜きであった。そしてその延長で新年の祝賀会を催すことになったのだが、コルネリオを呼ぶかどうか迷うことになった。いきなりイゾルテ以上の貴人になってしまったからだ。だが除け者にするのも角が立つので、誘うだけは誘って判断は彼に任せることになった。だがそうすると、じゃあイゾルテは招待しなくていいのかということになる。こうなると貴人だからという理由で除け者にするわけにもいかないし、女性だからという理由は軍服を着て委員会を取り仕切る彼女に失礼かもしれない。同様に子供扱いすることも出来なかったので、彼女にも招待状を送ることになったのだ。もっともそれはアリバイ(?)作りであって、彼女が本当に現れるとは彼らは全く思っていなかった。もし彼らの中に一人でも海軍の提督がいれば、(ゲルトルート号の士官食堂が司令室に改装されてしまったので)彼女が大食堂で兵士たちと一緒に食事を取っていたことや、異臭が拭い切れないガレー船の漕手部屋で奴隷たちと一緒に食事をした逸話を聞かされた事だろう。だがムルス騎士達は彼女を聖女のように思っていたし、陸軍の将軍たちも(いささか型破りではあっても)彼女はあくまでも高貴な姫君だと認識していたのである。

 兵士やら職人やら商人といったごく普通の市民たちが、ごく普通の酒をごく普通に飲んでいる中で、もはや場に馴染んだちょっと普通でない委員達が酒を飲んでいると、そこへ普通とはかけ離れた二人が現れた。皇太子殿下と皇女殿下である。軍服を見慣れた客達にも、それを着ているのが美しい少女であれば目を留めずにはいられない。そして髪の色でその少女がイゾルテだと気付き、彼女からの連想で小樽を担いでいる大男が皇太子殿下だと気付いた。水を打ったように静まり返った客達の中で、ベルトランが声を上げた。

「委員長閣下と副委員長閣下のお越しだぞ!」

「やった、イゾルテ殿下だ! こっち、こっちです! おーい、殿下のお通りだ! 道を開けろぉ!」

彼女のファンであるムルス騎士たちが邪魔なテーブルを頭の上まで持ち上げると、イゾルテはエールやらワインやらがしたたり落ちるテーブルの下を笑いながらくぐり抜けた。コルネリオも潜ろうかどうしようかと迷っていると、テーブルは降ろされてしまった。外国人であるムルス騎士たちにとっては、コルネリオはコルネリオのままなのだった。

 彼がテーブルの合間を縫ってぐるりと回りこんでくると、今度はベルトランが待ち構えていた。ベルトランも元旦の祝賀会に出席したのだが、その時は複雑な視線を交わすだけで型通りの挨拶しかできなかった。だから実質的には、これがガルータ地区の防衛戦以来一ヶ月ぶりの再会だったのだ。ベルトランは黙ったまま右拳を握り締めると、コルネリオに向かって突き出した。コルネリオは担いでいた小樽を左手に持ち替えると、右拳をそれにぶつけた。二人の視線が交差すると、ベルトランはニヤリと笑ってコルネリオの手を掴み、天に掲げた。

「オヤジ、店のみんなに一杯づつやってくれ! 皇太子殿下の奢りだ!」

コルネリオが抗議の声を上げる前に店中から歓声が上がり、次々に杯がぶつけられた。

「皇太子殿下に乾杯!」

委員たちからも乾杯の声が上がった。

「我らが副委員長殿下に乾杯!」

 テーブルの奥の席に通されたイゾルテの元に、店主と思しきおっさんが注文を取りに来た。

「おお、そうだ。私からも特別な酒の差し入れがある。店主、悪いが人数分コップを出してくれないか?」

彼女はそういって金貨を握らせた。ケチくさいところのある彼女も、お祝い続きで気が大きくなっていた。店中の客に一番良い酒を奢ってもお釣りが出るほどの大金を見て店主が目を白黒させていると、若いムルス騎士が声を上げた。

「あれぇ? もう一人の副委員長は奢ってくれないんですかぁ?」

「えっ?」

名指しされて戸惑うベルトランの隙を突き、今度はコルネリオがベルトランの腕を掴んだ。

「ムルス騎士団のド・ヴィルパン卿も奢ってくださるそうだぞ!」

店中から再び歓声があがった。

「ムルス騎士団万歳!」

「ローダスとの友情に乾杯!」

店中から上がる乾杯の声にベルトランが悲鳴を上げた。

「俺は領地もないただの騎士なんだぞ!?」

「安心しろ、俺だってそうだ。プレセンティナには領地持ちの貴族なんて一人もいないからな!」

コルネリオががっくりと項垂れるベルトランを連れて委員会のテーブルに辿り着くと、彼は担いでいた小樽をイゾルテの前に置いた。

「では殿下、私は皇宮に戻ります」

「私のことは、まだ風邪で寝込んでいることにしておいてください」

「分かりました」

二人の会話を聞き、ベルトランが抗議の声を上げた。

「何だよ、もう帰るかよ」

「また宮中で祝賀会があるんだ。サボるわけにもいかん」

「代わりに私が残るから勘弁してくれ。ほら、酌をしてやろう。ぐいっとやれ、ぐいっと」

そう言ってイゾルテは小樽から酒をいだ。

 以前は随分とイゾルテを警戒していたベルトランも、ガルータ地区の防衛戦で彼女のことを見直していた。彼女の策はいろいろと彼の想像を超えてはいたものの、それは全て兵を守るためになされたものなのだと納得していたのだ。ガルータ地区の防衛戦では矢傷を負った者こそ十数人いたものの、遂に死者は一人も出なかった。それに対して、コルネリオが指揮した逆撃の方がよほど無茶苦茶だった。まあそれでも100人も死んでいないし、ヒシャームを討ち取るという戦果に比べれば微々たるぎせいではあるのだけど。。

 彼は一人の戦士としてはコルネリオより強いという自負があった。当然のことだ。だが彼の目の前でコルネリオが成した偉業に、自分が井の中の蛙であったとも思い知らされていた。コルネリオの強さとは、軍の差し引きを判断し、大勢の兵を戦わせる種類のものなのだ。それは決して彼には真似できない種類の強さだった。そしてそれこそが、この国の玉座に、テオドーラの傍らに座る者に必要な能力なのだということも、彼には理解出来た。結局ベルトランの武勇は、ガルータ地区の防衛にほとんど益することがなかったのだ。テオドーラに対する憧れは未だに彼の中に残っていたが、コルネリオがその伴侶に選ばれたことには納得していた。


 だがそうなると現金なもので、彼の関心は一周回ってイゾルテに戻ってきていた。兵士たちにも人気があるし、こういう席にもさらっと出てくるあたり、彼に近寄ってくるお上品なだけの御令嬢方とは違った。それでいて元日の祝賀パーティーのようにお淑やかに振る舞うことも出来るのだ。そして今は他の客に合わせてぞんざいな言葉を使いながらも、ベルトランに気を使って酌をしてくれたりもする。

――あとは身長と胸とバストとオッパイがあれば言うことは無いのだけど……

ベルトランはそんなことを考えながらその薄い琥珀色の酒をぐいっと一気に飲み干し、焼けるような喉の痛みに目を剥いた。

「うわっ! ……高濃度酒精{アルコール}? でも、美味い! 何なんだこの酒っ!?」

それは飲用高濃度酒精(度数40%)並の高い度数を誇りながらも、なんとも説明のしにくい芳醇な香りと深い味わいを伴ったお酒だった。

「飲用高濃度酒精を樽に入れて1年寝かせた酒{ブランデー}だ。どうも木の成分が染み出てきて、こんな味になるらしい」

それはアドラーとムスタファが離宮から運び出そうとしていた酒だった。約一年前、量産が開始された高濃度酒精{アルコール}を横流ししようとワイン樽に詰め、倉庫の隅に置き忘れたまま放置されていたものである。二人は今頃、研究棟の全てのトイレを掃除して回っているはずであった。

「これ、どこで売ってんですか?」

「どこにも売っていないし、もうこれだけしか残っていないぞ。身内◆◆だけで飲んでいたので、皆の感想が聞きたくて最後のこれだけを分捕ってきたのだ。次に出来るのは1年後だな」

 彼女の言う"身内"とは、主犯のアドラーをはじめとした「高濃度酒精横流しの犯人グループ」という意味での身内だった。だが皇女が「身内」と言い皇太子が担いで来たともなれば、どうしても違う意味にとられてしまう。

――皇室秘蔵の酒ってこと……!?

委員会のメンバーだけでなく、周辺で聞き耳を立てていた他の客達も一斉にゴクリと喉をならした。


「殿下! 金貨をお返ししますから、私にも一杯! いえ、一滴だけでも頂けませんか!?」

最初に動いたのは店主だった。突然湧いて出た店主の勢いに気圧されたが、冷静に考えて店主以上にモニターに相応しい者はいないと気づいた。なぜなら……客は既に全員酔ってるから。

「いいだろう。だが金貨はとっておけ。それに一滴では喉越しが分からんだろう、ほれ」

そういってイゾルテは酌をしてやった。なみなみ……とはいかないものの、100ccくらいはあるだろう。

「あ、ありがとうございます」

店主は震える手で酒盃を口元にやると、ペロリとひと舐めした。彼は目をつぶってしばらく味を吟味した後、さらにひとくち口に含み口の中で存分に味わった。そしてゴクリと嚥下して焼けるような喉越しを楽しむと、彼はほっと熱い溜息を吐き、今度は残りを一気に喉に流し込んだ。そしてしばらく余韻を楽しんだ後、なぜか「そういえばこんな話を聞いたことがあります」と静かに語りだした。


「昔ある時ある国の王様のもとに、仲の悪い別の国の王様からお酒が届けられました。そこで毒殺の危険を恐れた近習の一人が毒味を買って出たのです。彼はそのお酒をひとくち口にすると、突然目の色を変えて全て飲み干してしまいました。怒った王様は、その者を手打ちにしようとしました。でも、その男はあれは毒だったと主張したのです。

『お前はまだ生きているではないか!』

王様がそう怒鳴ると、その男は答えました。

『はい。でも私はこの毒のせいで、もう二度と他のお酒が飲めなくなりました!』」


 静まり返った店の中で、イゾルテが笑い出した。

「はははははは。だったら今年はそれだけで我慢しておけ。酒場の主人が下戸では店をやっていけんだろう?」

それを聞いた客たちは、ようやく店主の冗談だと悟った。

「来年まだこの店が残っていたら、大樽で売ってやろう」

「えっ? 売っていただけるんですかっ!?」

「ああ、どれくらい仕込めばいいか分からんから、みんなの意見が聞きたかったんだ。値段はせいぜい飲用高濃度酒精の倍くらいで良いだろう」

「買った! 買います! 何樽売って貰えるんです!?」

「何樽欲しい?」

「1ダース、できれば2ダース頂きたいです!」

「分かった、24樽だな。でもそんなに置いておけるのか?」

「何とかします!」

「何なら月ごとに売ってもいいのだぞ」

「本当ですか!? だったら毎月3樽お願いします!」

「ははは、結局3ダースか。分かった、係りの者に伝えておこう」

「ありがとうございます!」

もちろん係りの者など居ないのだが、彼女には命じれば断れない人間に二人ほど心当たりがあった。


 ふと気づけば、テーブルの前には行列ができていた。

「殿下、私にも1杯お願いします」

先頭に並んでいた若いムルス騎士が空のコップを差し出すと、イゾルテは酌をしてやった。

「しっかりと味わって、感想を聞かせてくれよ」

「はい!」

彼女は行列に並んだ者達に声をかけながら、手ずから酌をしてやった。

 イゾルテはいつものように軍服を着て男装していたが、それでもとても華奢で、少しだけ酒が入って上気した姿は返って倒錯的な色気を醸し出していた。そして店主をして二度と他の酒が飲めないとまで言わせた銘酒をいでいたのだ。客達はその姿にみずがめ座の伝説を思い出していた。神々に神酒を注がせるために天界に連れ去られた美少年、ガヌメーデス(注1)の姿をイゾルテに重ねたのである。……1年後、再びその樽酒{ブランデー}が人々の前に姿を表した時、それはいつの間にか神酒ネクテーという大げさな名前で呼ばれるようになるのだが、それはまだ先の話である。


 樽酒の最後の一滴まで配り終えると、イゾルテは残った行列の者たちに謝った。

「すまん、もう無くなってしまった」

先頭にいた男はがっかりしながらも、振り返って後ろの者たちに言った。

「残念だが諦めよう。代わりに私が奢ってやるから、それで我慢しろ」

意外な言葉にイゾルテが声をかけた。

「おいおい、良いのか? 別にお前が奢る必要はないだろう。私が払うぞ?」

「いえ、この者達は私の部下と同僚なんです。近くの店で飲んでいたのですが、殿下が秘蔵のお酒を振舞っておられると聞いて、あわてて駆けつけてきたんですよ」

――人数が途中で増えていたのか、どうりで足りなくなるはずだ。

文句を言いたい気にもなったが、目の前の人物がそれなりの地位の者だと気付いた彼女は少しばかり言葉を改めた。

「失礼だがあなたは?」

「申し遅れました。私はフルウィウス、陸軍で将軍職を努めております」

フルウィウスはせいぜいコルネリオと同じ30歳くらいで、将軍というには随分と若かった。しかもなかなかイケメンである。彼が委員たちの方を見て小さく会釈したので振り返ると、幾人かの将軍が彼に会釈を返したり片手を上げて挨拶していた。酒場でよくある詐称ではないようだ。

「義兄上が帰ったので席が空いているのだが、一緒に飲むか?」

「いえ、連れがいますので」

フルウィウスは遠慮したが、後ろにいた男が口を出した。

「いいじゃん、飲んでこいよ。お前の部下は俺が掌握しておいてやるよ」

その男もフルウィウスと同じ年頃だったが、口ぶりからすると彼の同格の将軍なのだろう。掌握などという言葉を使うのも軍人らしかったが、小柄で見た目と口調はあくまで軽く、あまり軍人らしくは見えなかった。そして彼はニヤリと笑って付け加えた。

「だから、財布だけ置いていけ」

憮然とするフルウィウスの横で、イゾルテは大笑いした。

「わはははは、面白い男だ。あなたも陸軍の将軍なのか?」

「ええ、一応は。ダングヴァルトです。よろしく」

そう言って差し出された手を、イゾルテも手を差し伸べて握り返した。委員たちですら触れたことのないイゾルテとあっさりと握手したダングヴァルトに、ムルス騎士たちは静かに殺気立った。しかし彼女はそんな事は気にもしていなかった。

「君たちの酒代は私が奢ろう。その代わり義兄上と姉上に乾杯してくれ」

そう言って金貨を渡すと、ダングヴァルトと彼らの部下たちは歓声を上げた。

「この店には空席が足りないようなので、元の店に戻りますね。金貨の分はフルウィウスが働きますので、雑用にでもこき使ってください」

ダングヴァルトはそう言い捨てると、フルウィウスが抗議の声を上げる前に外に飛び出していった。

「すいません、殿下。あいつはあれで頭もいいし気のいい男なんです。落ち着きはないですが……」

「なに、陽気な男は嫌いじゃないよ」

そう言いながら彼女は、ダングヴァルトの名を心に刻んだ。

――彼の言動で、フルウィウス自身は遠慮しながらも自然に此処に残ることになった。なかなかの策士かもしれん。

彼女はどちらかというとフルウィウスよりダングヴァルトに興味を持ったが、彼は他の将軍たちとは気が合わないだろうとも思った。というか、あんなに上司受けの悪そうな男がよく将軍になれたものだと不思議にすら思った。


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注1 ガヌメーデスの元ネタはギリシャ神話のガニュメデスです。

ちなみにネクテーの元ネタもギリシャ神話のネクターです。不二家? いや、果汁ドリンクの"ネクター"もギリシャ神話のネクターが元ネタですから。

ガニュメデス君は、ゼウスに見初められて拉致監禁&強制労働(酌夫)させられた美少年です。たぶん性的な被害も受けているはず。

でもまあ、奥さんのヘラがヤキモチを焼かなかったのか怪物化してないだけマシですね。良かったね、ガニュメデスくん!

しかし、シスコンの上に人妻好きでロリでショタと、ゼウスの変態には死角がないようです。

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