第4話 うちあわせ

というわけで 私は天地創造をはじめることになりました。

依然として私の周りは真っ暗闇。

ただなんとなく 人?の気配は減った気がします。


『もしもーし 誰かいますか?』

「ぼくがいるよ」

『あの?お兄さんお名前は?』

「君が決めて」

『では・・アモンって呼んでもいいですか?』

  これまで私の周りにいた人達?は なんとなく神様っぽいことを言っていたような気がするので、エジプトの神様の名前を出してみました。


「いいよ じゃ 僕アモン。君のことは何て呼べばいい?」

「えっ?私の名前? 私の名前も私が決めるの?ていうか私だれ?」

「ぜーんぶ君が決めるの。君の名前も 君の記憶も 全ての設定を」

「わーお!\(◎o◎)/! ぜーたくな気分♬」

「で?」

『で?・・・・?』

『あのー。ここで今私が何かを言ったら それがそのまま新しい世界になってしまうのでしょうか? それとも ここはまだ アモンさんたちの世界で ある程度新しい世界のことを決めた後 スイッチポン見たいな感じで新しい世界ができていくのでしょうか? 例えばゲームの育成・シュミレーションゲームみたいに やり直しとかできますか?』

「君はどうしたいの?」


『いきなりリセット無しは怖いので、基本設定を決める場所と 作られていく世界とは別々の方がいいです。

それに 部分を少しづつ作り足していく感じのほうがいいかな。』


「じゃ まず 今いる場所の設定を決めて」


『ここは 仕様書づくりの場所。いろいろ相談したり情報交換したり。ここで話したことは 実行ボタンを押すまでは形にならない。新世界の準備室であって新世界じゃないところ』

 (言葉の選び方がむつかしいなぁ とにかくうっかりなにかが形になって取り返しのつかないことになりませんように!)

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