ある忘却少女と蛇神

これは忘れ去られた消滅の記録。

「お姉ちゃん…行っちゃった。」

いつの間にか私は忘れ去られた存在だった。私は覚えている。大好きな姉のことを。私は姉を求め歩いた。でも、途中で誰かに捕まってしまった。

「…これより………作戦を行う。」

それと共にある場所へ連れてこられた。神社のような場所。そこには白くて大きな蛇がいた。

(汝からは何も感じとれぬ。忘却の存在か。汝は抗いたいか?)

「うん…いつかお姉ちゃんを見つけて、全部思い出してもらいたい。」

(ならば、力を貸す。)

そのまま私は蛇に飲み込まれた。

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姉妹と探偵と蛇と… 虚無~うつな~ @endenemy

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