街の景色とドリームロール

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「どう？」

「大丈夫そうです」

「一目惚れですね。今ごろ二人とも、互いに運命の出会いだと思ってるでしょう」

「はああ。よかったああ。なんとかなったああ」

「店長おつかれさまです。はい、おにぎり」

「ありがてえ。これで依頼完了だわ。むしゃむしゃ」

「会わせるだけでうまくいくって、店長も山さんも気付いてたんですか？」

「まあね。おにぎりうまい」

「両方とも異性経験がなく、しかも御曹司で来歴も性格も似てるときてるからな。まあ、こうなるのが普通だろう」

「ちょろいですね」

「ね。あ、さっきのサブレ入りのやつ作ってよ」

「分かりました」

「あれ、なんか忘れてるような」

「美田ちゃんも食べるか？」

「食べます。サブレ入りおにぎりは気になる」