応援コメント

06●新人作家が直面する“出版地獄”、半減した市場に救いはあるのか?」への応援コメント

  • どのような書籍を書いていたのですか。ジャンプ黄金期は書籍の時代でしたか。今は本屋が減っていますね。電子書籍もあるせいなのかな。

    作者からの返信

    お読み下さりありがとうございます!
    拙著につきましては、“秋山完”でネット検索されると出てくると思います。
    少年ジャンプが頂点を極めた1995年頃は、インターネットが未整備で、
    電子メールは“パソコン通信”と呼ばれていました。
    当時のラノベはもっぱら、書店で初めて出会う紙媒体だったんです。
    それから四半世紀、今はラノベの新刊情報は、まずネットでアクセスされます。
    ネットで表紙ビジュアルを見て、ネットで試し読みします。
    そして紙の本はネットで購入します。
    マンガならネットの貸本で読むことができます。
    本屋さん、たぶんネットに潰されているのでしょう。
    ヒット作はビジュアルに始まり、マンガ→アニメ化→ノベライズの順で、
    活字本が売れるのは最後になることも、本屋さんを追い込んでいるのかも。
    しかしヒットする作品内容は、驚くほど保守的です。
    “鬼滅の刃”の主人公の境遇は、昔々の
    “巨人の星”“あしたのジョー”“タイガーマスク”などに似通っています。
    また、“約束のネバーランド”は、
    “鬼に食われる状況を打破するために、壁の向こうへ脱出する”というテーゼにおいて、
    “進撃の巨人”に共通する……というか、お話の前半部分は、かなりそっくりな感じがします。
    読者が望んでいる物語は、実のところ、世代を超えても変わらない……のかもしれません。
    それだけ、私たちの生活環境やこの国の姿が、
    戦前も戦後も、20世紀も21世紀も、
    たいして変化していないということでしょうか。

    編集済