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2020年11月24日 00:47
どのような書籍を書いていたのですか。ジャンプ黄金期は書籍の時代でしたか。今は本屋が減っていますね。電子書籍もあるせいなのかな。
作者からの返信
お読み下さりありがとうございます!拙著につきましては、“秋山完”でネット検索されると出てくると思います。少年ジャンプが頂点を極めた1995年頃は、インターネットが未整備で、電子メールは“パソコン通信”と呼ばれていました。当時のラノベはもっぱら、書店で初めて出会う紙媒体だったんです。それから四半世紀、今はラノベの新刊情報は、まずネットでアクセスされます。ネットで表紙ビジュアルを見て、ネットで試し読みします。そして紙の本はネットで購入します。マンガならネットの貸本で読むことができます。本屋さん、たぶんネットに潰されているのでしょう。ヒット作はビジュアルに始まり、マンガ→アニメ化→ノベライズの順で、活字本が売れるのは最後になることも、本屋さんを追い込んでいるのかも。しかしヒットする作品内容は、驚くほど保守的です。“鬼滅の刃”の主人公の境遇は、昔々の“巨人の星”“あしたのジョー”“タイガーマスク”などに似通っています。また、“約束のネバーランド”は、“鬼に食われる状況を打破するために、壁の向こうへ脱出する”というテーゼにおいて、“進撃の巨人”に共通する……というか、お話の前半部分は、かなりそっくりな感じがします。読者が望んでいる物語は、実のところ、世代を超えても変わらない……のかもしれません。それだけ、私たちの生活環境やこの国の姿が、戦前も戦後も、20世紀も21世紀も、たいして変化していないということでしょうか。
どのような書籍を書いていたのですか。ジャンプ黄金期は書籍の時代でしたか。今は本屋が減っていますね。電子書籍もあるせいなのかな。
作者からの返信
お読み下さりありがとうございます!
拙著につきましては、“秋山完”でネット検索されると出てくると思います。
少年ジャンプが頂点を極めた1995年頃は、インターネットが未整備で、
電子メールは“パソコン通信”と呼ばれていました。
当時のラノベはもっぱら、書店で初めて出会う紙媒体だったんです。
それから四半世紀、今はラノベの新刊情報は、まずネットでアクセスされます。
ネットで表紙ビジュアルを見て、ネットで試し読みします。
そして紙の本はネットで購入します。
マンガならネットの貸本で読むことができます。
本屋さん、たぶんネットに潰されているのでしょう。
ヒット作はビジュアルに始まり、マンガ→アニメ化→ノベライズの順で、
活字本が売れるのは最後になることも、本屋さんを追い込んでいるのかも。
しかしヒットする作品内容は、驚くほど保守的です。
“鬼滅の刃”の主人公の境遇は、昔々の
“巨人の星”“あしたのジョー”“タイガーマスク”などに似通っています。
また、“約束のネバーランド”は、
“鬼に食われる状況を打破するために、壁の向こうへ脱出する”というテーゼにおいて、
“進撃の巨人”に共通する……というか、お話の前半部分は、かなりそっくりな感じがします。
読者が望んでいる物語は、実のところ、世代を超えても変わらない……のかもしれません。
それだけ、私たちの生活環境やこの国の姿が、
戦前も戦後も、20世紀も21世紀も、
たいして変化していないということでしょうか。